『夏空のモノローグ』、2010年7月29日にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売されたPlayStation 2対応の夏色タイムループアドベンチャーゲーム。
同じ7月29日を何度も繰り返す「ループ」の中に閉じ込められた科学部の部員たちが、その原因と明日への希望を探し求める、切なくも眩しい青春ミステリーとなっています。
物語の舞台は、海にほど近い田舎町・土岐島市。主人公・小川葵は、過去のトラウマから声を出しづらい状況にありながらも、廃部寸前の科学部で仲間たちと穏やかな日々を過ごしていました。しかし、廃部前日である7月29日、街のシンボルである巨大建造物「ツリー」の観測を行った瞬間、世界はループを始め、彼らは終わらない夏休みに閉じ込められてしまいます。
プレイヤーは主人公となり、繰り返される時間の中で、部長や顧問を含む6人の部員たちと交流を深めていきます。一見明るく振る舞う彼らが抱える心の傷や秘密、そして「ツリー」とループ現象に隠された真実が、周回を重ねるごとに少しずつ明らかになります。「明日を迎えること」の意味を問いかけるシナリオは、甘い恋愛描写だけでなく、涙なしには見られない感動的なドラマとして高く評価されました。
その人気から、後にPlayStation Portableへの移植やスマートフォンのアプリ化が行われ、発売から14年後の2024年には、新規要素を追加したNintendo Switch版『夏空のモノローグ ~Another Memory~』が登場するなど、長く愛され続けている名作です。
本作は、オトメイトから発売された完全オリジナル作品です。当初はPlayStation 2用ソフトとして発売されましたが、シナリオの完成度の高さから「泣ける乙女ゲーム」として口コミで評判が広がり、隠れた名作として支持を集めました。長らく入手困難な時期もありましたが、ファンの熱意ある応援によってスマホアプリ化やSwitchへの移植が実現し、現在では手軽にその感動的な物語を楽しむことができます。













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