『神業 盗来 -KAMIWAZA TOURAI-』は、アクワイアが開発・発売したステルスアクションゲームで、2006年にPlayStation 2向けに発売された『神業 -KAMIWAZA-』をベースに、グラフィックや操作性を現行機向けに最適化したリマスター版です。 2022年10月13日にPlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)で発売され、オリジナル版の雰囲気やシステムを残しつつ、UI改善や新規要素を追加しています。

舞台は架空の和風都市「エド」。主人公・迅(じん)は、かつて義賊集団「赤鼻一味」に所属していた元盗人。ある事件をきっかけに足を洗っていたが、病に倒れた少女・すずなの治療費を稼ぐため、再び盗みの世界に足を踏み入れます。 プレイヤーは迅を操作し、町人や侍、商人などの目をかいくぐって物品を盗み、依頼やミッションをこなしていきます。盗品は換金して資金にしたり、依頼達成に使用可能。行動は「義賊」として人助けに徹するか、「悪党」として私腹を肥やすかで評価が変化し、物語の展開やエンディングにも影響します。

ゲームシステムは、敵に見つからないように背後から近づき、素早く盗む「スリ」や、建物に忍び込んで品物を奪う「侵入」など多彩な盗みアクションが可能。盗みの際には「スティールアクション」と呼ばれるタイミング入力が発生し、成功すれば素早く盗品を入手できます。町の人々から物を盗むだけでなく、落ちている物や宝箱からの入手も可能で、盗品の種類は数百種類に及びます。

リマスター版では、グラフィックの高解像度化、ロード時間短縮、操作レスポンスの改善に加え、難易度選択やチュートリアルの強化など、初めて遊ぶプレイヤーにも配慮。さらに、オリジナル版では条件が厳しかった一部イベントやエンディング分岐も調整されています。