Article 2025/4/2
【NSW】放課後シンデレラ
game-list
『放課後シンデレラ』はHOOKSOFTが2020年8月28日に発売したアダルトゲームであり、同ブランドの20周年記念作品として制作された。同年1月28日にファンディスク『放課後シンデレラ ミニファンディスク~あなたと帰る最後の下校道~』が発売され、同年3月31日にPlayStation 4およびNintendo Switchへの移植版がエンターグラムからリリースされた。2025年9月30日をもって販売が終了した。2022年9月30日にはナンバリング上の続編『放課後シンデレラ2』が発表された。
ゲームのシステムは「下校」をテーマとしており、物語を進めるためには下校ルートを構築する必要がある。ルートの選択は学校から駅までのマップ画面で行われ、下校スポットを4つまで指定する。マップの右下にはヒロインのアイコンがあり、選択することでヒントが表示される。また、マップ上には描かれないが、ヒロインたちと同じルートを歩いた場合、背景にヒロインの姿が描かれる。帰宅中のヒロインと出会った際、声をかけるかどうかはプレイヤーの判断となる。ヒロインとの会話では、他のヒロインが登場する場合もある。さらに「ガーリートーキング」が導入されており、会話の展開に影響を与える要素が存在する。
物語の概要は、主人公の公住清史郎が数年ぶりに生まれ故郷に戻るが、様変わりした姿に戸惑う。同時に転校してきた下校好きな田寄多乃実と出会うことで、前向きな気持ちで新生活を送るようになる。日常の中で新たな出会いに気づいていく。
各ヒロインのルートには独自の展開がある。多乃実ルートでは、清史郎と彼女は推薦入試で合格し、彼女が児童文学コンクールに優勝したことを明かす。陽佳ルートでは、彼女が大学に推薦で合格し、清史郎は一般入試で同じ大学を目指す。陽佳の支援で勉強を進め、卒業式後に合格発表を見に行く。つくしルートでは、清史郎の卒業に向けた複雑な気持ちを持つつくしに、受験勉強中も連絡を取るようになる。雪子ルートでは、先に卒業した雪子が浪人として清史郎と受験勉強を共にし、清史郎が指定校推薦に合格したことを知った雪子は、後輩になりたくないという想いで勉強を重ねる。受験後には甘い日々を過ごし、卒業式に向けたサプライズを計画する。茉莉愛ルートでは、両人は海外の大学に進学し、それぞれの将来に向けて努力する。ある日、花嫁修業として茉莉愛が清史郎の家に滞在することになる。
登場人物には公住清史郎を含め、田寄多乃実、長南陽佳、築島つくし、宇佐川雪子、王城茉莉愛がいる。多乃実の声は八ッ橋しなもん、陽佳は小波すず、つくしはみたかりん、雪子は北大路ゆき、茉莉愛は柚原みうが担当。各ヒロインには異なる性格や特徴があり、物語の中で重要な役割を果たす。
制作側の意図としては、20周年を記念して長く続く作品を制作することを目標にしていた。HOOKSOFTの得意とする「学園恋愛もの」を踏襲しつつ、学生生活における日常の恋愛感を掘り下げることを意識した。下校を主題に選んだ理由は、普段接点のない同級生と帰り道で出会うような場面や、強制的に二人だけのような雰囲気になる瞬間が、恋愛感情を刺激するからである。このため、単に出会って下校するだけでは予定調和感が強いため、イレギュラーなイベントを設計した。バッドエンドは存在するが、難易度は低めに設定され、ヒロインの居場所を把握できるモードも用意されている。