『時計じかけのアクワリオ』、2021年11月30日にININ Gamesから発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch対応のアクションゲーム。1993年にアーケードゲームとして稼働開始予定だったものの、開発中止となり幻の存在となっていたタイトルが、約30年の時を経て奇跡的に復元・完成された歴史的な横スクロールアクション作品となっています。
物語は、世界を支配しようと企むハンギョ博士の野望を阻止するため、熱血少年のハック・ロンド、魔法少女のエル・ムーン、ロボットのガッシュという3人の主人公が立ち上がるという王道の展開です。プレイヤーは彼らを操作し、敵を叩いて気絶させ、持ち上げて投げ飛ばすというシンプルながら爽快なアクションを駆使してステージを進んでいきます。90年代アーケードゲーム黄金期を彷彿とさせる、鮮やかで緻密なドット絵と、コミカルで躍動感あふれるキャラクターアニメーションは圧巻です。
本作の最大の特徴は、その数奇な運命そのものです。『ワンダーボーイ』シリーズで知られるウエストン ビット エンタテインメントが開発していた本作は、ロケテストまで行われながらお蔵入りとなっていました。しかし、オリジナルスタッフの協力と海外パブリッシャーの執念によってソースコードが発掘され、未完成だった部分を新規に制作して完成に至りました。この経緯により、「開発開始からリリースまで最も長くかかったビデオゲーム」としてギネス世界記録にも認定されています。
失われたはずの時間が動き出し、現代に蘇った幻の名作。当時の熱気と職人技が詰め込まれた、懐かしくも新しい2Dアクションの傑作を楽しむことができます。
本作は、『ワンダーボーイ』や『モンスターワールド』シリーズで知られるウエストン ビット エンタテインメントが、1992年にシステム基板「セガ・システム18」向けに開発していた最後のアーケードゲームです。対戦格闘ゲームブームの煽りを受けて開発中止となり、長らく「幻の作品」として語り継がれてきましたが、ドイツのパブリッシャーStrictly Limited Games(ININ Gamesの親会社)が中心となり、当時のサウンドコンポーザー坂本慎一氏や、ウエストン創設者の西澤龍一氏らを巻き込んで復元プロジェクトが始動しました。
時計じかけのアクワリオ













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