『FLOWERS -Le volume sur printemps-』は、全寮制のミッションスクールを舞台に、心に傷を持つ少女たちの友情と成長を描く百合系ミステリィアドベンチャーゲーム。2014年10月09日にプロトタイプからPlayStation PortableおよびPlayStation Vitaで発売されました。その後、シリーズ4部作を一本にまとめた高解像度版『FLOWERS 四季』が、2019年03月07日にPlayStation 4で、同年11月28日にNintendo Switchで発売されています。高い塀と森に囲まれた「聖アングレカム学院」へ入学した主人公・白羽蘇芳が、学院独自の「アミティエ(疑似友人)」制度を通じてパートナーとなった少女たちと共に、学院内で起こる不可解な事件や怪談の謎に挑みます。

ゲームプレイは、画面に表示されるテキストを読み進め、時折現れる選択肢によって物語の展開を変化させるオーソドックスなノベル形式で進行します。物語の要所では「推理パート」が発生し、提示される謎に対して正しい選択肢を選び、論理的に解決へと導く必要があります。推理に失敗するとバッドエンドに直行する場合もありますが、直前の選択肢に戻る機能などが実装されており、繰り返し挑戦しやすい仕様となっています。

本作は、原画・スギナミキ氏による繊細で透明感のあるビジュアルと、志水はつみ氏による文学的で耽美なテキストが特徴です。少女同士の精神的な結びつき(百合)を主軸にしつつ、閉鎖空間でのミステリー要素が物語に緊張感を与えています。映画のような演出や、花言葉をモチーフにした章立てなど、芸術性の高い表現が作品全体を貫いており、春の柔らかな日差しと、その裏に潜む影のコントラストが描かれています。

本作は、猟奇的なミステリー作品で知られるPCゲームブランド「Innocent Grey」が、全年齢対象の「百合」をテーマに制作したアドベンチャーゲーム『FLOWERS』シリーズ(2014年〜2017年展開)を原作としています。春・夏・秋・冬の4部作構成で、それぞれ異なる主人公の視点から物語が紡がれ、最終的に一つの大きな結末へと収束していく構成が高く評価されました。

原作:FLOWERS (PC)

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