『Dusk Diver 酉閃町 -ダスクダイバー ユウセンチョウ-』、2019年10月24日にJUSTDAN INTERNATIONALから発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch対応の絆と連撃のアクションゲーム。「台湾の原宿」と呼ばれる実在の繁華街・西門町(シーメン)を舞台に、ごく普通の女子高生が神と魔の戦いに巻き込まれ、街を守るために戦うアニメスタイル・3Dアクション作品となっています。

物語の主人公ヤン・ユモは、友人と西門町へ遊びに来ていたところ、突如として異次元空間「酉閃町(ユウセンチョウ)」へ迷い込んでしまいます。そこで彼女は、神々の住む「崑崙界」から来た守り神・リーオウと出会い、自身の体に秘められた霊力に目覚めます。プレイヤーはユモを操作し、リーオウや他の守り神たちと協力して、次元の裂け目から現れる魔物「厄禍(わざわい)」を撃退し、愛する街の平和を取り戻すために奔走します。

本作最大の特徴は、徹底的なロケハンによって再現されたリアルな西門町の街並みです。実在する有名店やB級グルメが登場し、ゲーム内でタピオカミルクティーや台湾風唐揚げを食べ歩くことでステータスアップなどの恩恵を受けられます。戦闘パートでは、簡単なボタン操作で爽快なコンボを繰り出せるほか、守り神を召喚して強力な必殺技を放つことができ、アクション初心者でも手軽にド派手なバトルを楽しめるよう設計されています。

台湾発のタイトルでありながら、日本の声優陣によるフルボイスや、日本のアニメ文化を色濃く反映した演出が光る本作。異国情緒あふれる街の空気感と、熱い王道ストーリーが見事に融合した、爽快な活劇体験がここにあります。

本作は、台湾のゲーム開発会社JFI Games(現・WANIN International)の開発チームJERAが制作した完全オリジナル作品です。台湾独自の文化や街並みを世界に発信することを目指して開発され、日本の有名声優を起用するなど、日本のアニメ・ゲーム市場を強く意識した作りが話題となりました。その人気から続編『Dusk Diver 2 崑崙靈動』も発売されています。

Dusk Diver 酉閃町