2001年に発売された『鬼武者』は、戦国時代を舞台にしたサバイバルアクションゲームだ。プレイヤーは、鬼の力を宿した武者となり、異形の魔物「幻魔」との激しい戦いを繰り広げる。 刀による近接攻撃に加え、弓や銃などの遠距離武器も駆使し、立ちはだかる敵を倒していく。重厚な世界観と、映画のような演出で、アクションゲームファンを魅了した。

ゲームシステム

プレイヤーは、主人公である明智左馬介を操作し、刀による攻撃や、遠距離武器での攻撃を駆使して幻魔との戦闘を行う。また、鬼の力を借りて繰り出す「戦術殻」は、雷、炎、風といった属性を帯びた強力な攻撃を可能にする。敵の攻撃を「防御」したり、武器で「弾き返し」たりすることも重要だ。敵の攻撃を、タイミングよく攻撃したり、直前ガードで弾き返してから攻撃することで、必殺の一撃「一閃」を繰り出すこともできる。幻魔を倒すと得られる「魂」は、武器の強化に利用できる。

  • 武器には、刀や弓、火縄銃など、様々な種類がある。
  • 鬼力ゲージを消費して発動する「戦術殻」は、状況を打開する切り札となる。
  • 敵の攻撃を的確に弾き返すことが、勝利への鍵となる。

ストーリー

時は1560年。織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の戦いの後、信長は謎の矢によって倒れる。その頃、明智光秀の従兄弟である明智左馬介秀満は、美濃を治める斎藤義龍の妹、雪姫からの救援の手紙を受け取り、稲葉山城へと向かう。しかし、そこには幻魔の影が。雪姫をさらわれた左馬介は、くノ一のかえでと共に、幻魔との戦いに身を投じることとなる。

特徴

本作は、美麗なグラフィックと、映画のような演出が特徴。オープニングムービーは、世界的なCGの祭典で最優秀賞を受賞するほどのクオリティを誇る。また、金城武を始めとする実在の俳優をモデルにしたキャラクターも、ゲームへの没入感を高めている。 武器や鬼力による多彩なアクション、そして、重厚なストーリーも、多くのプレイヤーを惹きつけた要素だろう。