『蒼き雷霆 ガンヴォルト ストライカーパック』、2016年8月25日にインティ・クリエイツからニンテンドー3DS用パッケージソフトとして発売され、後にNintendo SwitchやPlayStation 4へ移植されたライトノベル2Dアクションゲーム。
ダウンロード専売だった第1作『蒼き雷霆 ガンヴォルト』と、その続編『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪(ソウ)』の2タイトルを一本のパッケージに収めた、シリーズの軌跡を辿る決定版作品となっています。

物語の舞台は、異能の力「第七波動(セブンス)」を持つ能力者たちが現れた近未来です。プレイヤーは雷撃を操る少年・ガンヴォルトとなり、巨大複合企業「皇神(スメラギ)」や多国籍能力者連合「エデン」といった強大な組織との戦いに身を投じます。続編の『爪』では、ライバルである科学者の少年・アキュラもプレイアブルキャラクターとして登場し、別々の視点から正義と信念がぶつかり合うドラマチックなストーリーが展開されます。

ゲームシステムは、敵をロックオンして雷撃を放つ独自の攻撃スタイルと、被弾してもエネルギーを消費して回避する「電磁結界(カゲロウ)」による初心者救済措置が特徴です。また、華麗なプレイを続けることでポイント「クードス」が溜まり、BGMがヒロイン(電子の謡精)の歌う楽曲へと変化する「ライブノベル」演出が、アクションの爽快感と物語への没入感を極限まで高めています。

3DSパッケージ版として初めて2作品がセット化され、後の移植版ではフレームレートの向上やDLCの収録など、ハードの進化に合わせてブラッシュアップされ続けている名作アクションです。

本作は、インティ・クリエイツが開発・販売を行ったダウンロード専用ソフト『蒼き雷霆 ガンヴォルト』(2014年配信)と『蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪』(2016年配信)をセットにしたパッケージ作品です。稲船敬二氏がエグゼクティブプロデューサーを務め、「ロックマンゼロ」シリーズなどの開発スタッフが再集結して制作された2Dアクションとして、高い完成度とアニメのような演出が話題を呼びました。

蒼き雷霆 ガンヴォルト