【PS4】Morbid: The Lords of Ire

ゲーム概要

深淵を覗き込む覚悟はあるか？　本作は、重厚なゴシックホラーと、容赦なきソウルライクなアクションが融合した、まさに悪夢のような世界への招待状だ。一見すると見慣れたトップダウン視点のアクションRPGだが、その奥には、緻密に構築された世界観と、プレイヤーの精神を試すかのような難易度が待ち受けている。安易な救済は存在しない。敵の一撃は致命傷となり、油断すれば瞬く間に奈落の底へと突き落とされるだろう。だが、それを乗り越えた先にこそ、真の達成感が待っているのではないか？　勇気と知恵を武器に、狂気に染まった世界を生き抜け。

引き込まれるストーリー

物語の舞台は、かつて栄華を誇ったが、今は邪悪な存在「Ire」によって堕落した王国。プレイヤーは、この地に蔓延る狂気を浄化するべく派遣された戦士として、過酷な運命に立ち向かうことになる。しかし、Ireの力は想像を絶するもの。敵はただのモンスターではない。かつて人間だったものが変わり果てた姿であり、その背景には悲しい物語が隠されている。あなたは、絶望に染まった人々の魂を救済することができるだろうか？　それとも、闇に飲み込まれてしまうのか？　物語を進めるほどに、世界の深淵が明らかになり、プレイヤーは重い選択を迫られることになるだろう。

特徴的なシステム

本作最大の特徴は、その戦略性の高さにある。敵の攻撃パターンを見極め、一瞬の隙を突く、まさに「死にゲー」の醍醐味が凝縮されているのだ。しかし、ただ難しいだけではない。プレイヤーは、武器や防具、アイテムを駆使し、様々な戦略を組み立てることができる。敵の弱点を突くか、それとも正面から力押しで突破するか？　プレイスタイルはプレイヤー次第だ。また、本作には「SAN値」のような独自のシステムが存在し、恐ろしい光景を目にしたり、邪悪な存在に触れたりすることで、主人公の精神が蝕まれていく。精神が崩壊すれば、能力が低下するだけでなく、幻覚を見るなどの異常事態が発生することも。狂気と隣り合わせの戦いこそが、本作の真骨頂と言えるだろう。

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