『地球防衛軍6』は、2022年8月25日にディースリー・パブリッシャーより発売されたPlayStation 5およびPlayStation 4用3Dアクションシューティングゲームであり、前作『地球防衛軍5』の結末から数年後の荒廃した世界を描く正統続編です。プレイヤーは勝利の代償として人口の9割を失い、文明崩壊の危機に瀕した地球で、残存するエイリアンとの終わりのない消耗戦を続けるEDFの一兵士として戦場に立ちます。

本作では、シリーズ史上最大級のボリュームとなるミッション数と武器種が収録されています。レンジャー、ウイングダイバー、エアレイダー、フェンサーの4兵科には新たなアクションや装備枠が追加されており、レンジャーがバックパックツールを使用したり、ウイングダイバーがサブ武器を装備したりと、戦術の幅が大きく広がっています。

物語は単なる残党狩りにとどまらず、ある出来事をきっかけに過去の世界へと時間を遡り、絶望的な歴史を覆すための戦いへと発展していきます。過去のミッションに介入し、未来の知識を持って悲劇を回避しようと試みるタイムリープ要素が取り入れられており、これまでのシリーズとは一線を画すSFサスペンスのようなストーリーテリングが体験されます。

画面を覆い尽くすほどの敵の大群や、ビルよりも巨大な怪獣との戦闘が生む圧倒的な絶望感と、それを打ち破るカタルシスは健在です。最大4人でのオンライン協力プレイや画面分割プレイを通じて、仲間と共に運命に抗い、希望ある未来を勝ち取るための戦いが繰り広げられます。

本作は、2017年に発売された『地球防衛軍5』の直接的な続編として制作されたタイトルです。前作でリセットされた世界観と設定をそのまま引き継ぎ、前作の結末がもたらした「絶望的な未来」を起点として、歴史の改変と人類の存亡をかけた新たな戦いを描く完結編的な内容として再構成されています。

地球防衛軍5