Article 2025/4/9
【PS4】Voice of Cards できそこないの巫女
game-list
『Voice of Cards できそこないの巫女』は、2022年に発売されたコンピューターゲームで、ヨコオタロウがクリエイティブディレクターを務めた作品。開発はエイリムが行い、発売はスクウェア・エニックスが担当。プラットフォームはPlayStation 4、Steam、Nintendo Switchで、2023年にはスマートフォン版もリリースされた。2021年に発売された『Voice of Cards ドラゴンの島』の第2作として位置づけられるが、ストーリー上の接点は存在しない。PlayStation版とNintendo Switch版は2022年2月17日にダウンロード専用で発売され、Steam版は同年2月18日に発売された。
第1作との相違点はいくつかある。ゲームマスターは速水奨が務め、基本的なシステムは継承されているが、グラフィックのモブキャラクターも登場し、マッチョも健在である。目的地のマス(カード)は裏返った状態でも光っているため、目的が明確になるように設計されている。戦闘では主人公とヒロインの他に、各章ごとに加わる巫女と従者の計4名が参加する。巫女と従者がいない場合、ラックを含めて3名での戦闘となる。主人公の目的は第1作の主人公と比べて真面目な傾向にある。ストーリーは第1作の「王道」に比べて、憎悪や狂気、悲痛といった要素がより強調されている。また、巫女と従者が2人いる場合に発動する「連携スキル」が導入され、必要なジェムは多くても大きな効果をもたらす。ゲームを進めるにつれ、主人公とラティの2人でも使用可能になる。
スタッフにはヨコオタロウがクリエイティブディレクターを務め、齊藤陽介がエグセクティブ・プロデューサー、岡部啓一(MONACA)がミュージックディレクター、藤坂公彦がキャラクターデザイナー、三村麻亜沙(エイリム)がディレクター、和田侑樹がシナリオライターを務めた。
ゲームの概要は、美しい海に浮かぶ諸島が舞台。各島には「精霊」が住み、その守護者として「巫女」と呼ばれる女性と「従者」が組み、島を維持するために精霊を生き永らえさせている。主人公が住む「終わりの島」は巫女がおらず、島が沈む運命にある。村長をはじめとする住民は滅びを受け入れていたが、主人公はその運命を受け入れず、精霊を自称するラックに導かれて、声を出せない少女・ラティを巫女にするため、周辺諸島の4人の巫女を巡る航海へ旅立つ。東西南北の4つの島で巫女と従者と出会い、友情を育み、4つの「巫女の器」を手に入れながら島に戻る。しかし、島喰いと呼ばれる巨大な魔物が島に襲来し、赤ノ巫女の助けや村長や村人の協力を得て倒す。ラティが村長や村人から疎外されていた理由も明らかになる。ラティの心の世界へ赴き、心の傷を癒すことに成功するが、すべては精霊たちの未来のために精霊王であるラックが企んだものでもあった。本来なら強い巫女の力をもつラティの能力を復活させ、精霊たちを心の中に住まわせて安息の地にしようとした。バランとラティはラックを打ち倒すが、ラティは心の中に精霊を住まわせ、島々を守ることを承諾する。時間とともに「始まりの島」と呼ばれる島の少年が精霊の塔に入り込み、島に永遠の平和をもたらしたとされる祭壇で眠る「始まりの巫女」と傍らに置かれた錆びた剣を発見する。
主な登場人物にはバラン、ラティ、ラック、青ノ巫女フィーラ、赤ノ巫女ルビアとグラジオ、白ノ巫女ランカとクリム、黒ノ巫女クイーナとブライトが含まれる。バランは難破船を修理し、ラティの巫女の力を取り戻し、島を救うために冒険を開始する。