『フェアルーン』は、レトロな8bit風の世界を舞台に、選ばれし少女勇者が冒険する謎解きアクションRPG。2014年10月08日にフライハイワークスからニンテンドー3DS(ダウンロード専用)で発売されました。その続編として、マップの広さを大幅に拡大し、新たな謎と冒険を追加した『フェアルーン2』が2016年07月13日に同機種で配信されています。さらに2018年05月17日には、これら2作品に加え、シリーズの原点である『フェアルーンオリジン』と新作シューティング『フェアルーンブラスト』の計4作品を一本にまとめた『フェアルーンコレクション』が、Nintendo SwitchとPlayStation 4で発売されています。
ゲームプレイは、フィールド上のモンスターに「体当たり」して戦うシンプルな戦闘システムと、アイテムを使って地形を変化させる謎解き要素が融合しています。戦闘には「自分と同じか少し弱い敵にしかダメージを与えられない」という独自のルールがあり、倒すべき敵の順番を見極めてレベルを上げながら、探索範囲を広げていくパズルのような戦略性が求められます。続編の『2』では、フィールドが地上・地下・天空と多層的になり、より複雑で手応えのあるギミックがプレイヤーを待ち受けます。
本シリーズの特徴は、余計な説明を省いたミニマルなゲームデザインと、FM音源風の軽快なサウンドが生み出す心地よい没入感です。ドット絵で描かれた可愛らしいキャラクターや風景は、往年のパソコンゲームや家庭用ゲームへのオマージュに満ちています。隠し通路を見つけ出し、レアアイテムを収集するといったやり込み要素も充実しており、サクサク進むテンポの良さと相まって、時間を忘れて不思議な世界の探索に没頭できる作品群となっています。
開発元のスキップモア(SKIPMORE)は、クリエイターのユウラボ氏を中心とするインディーゲームスタジオです。8bitテイストのドット絵とチップチューンを用いた作風に定評があり、『神巫女 -カミコ-』などのヒット作も手掛けています。レトロゲームの空気感を現代的な遊びやすさで再構築した本作のルーツに興味を持った方は、80年代のアクションRPGの名作『ハイドライド』シリーズなどに触れることで、そのシンプルゆえの奥深さを再発見できます。













コメントを追加