名称 | Vampyr |
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ジャンル | アクションRPG |
発売元 | オーイズミ・アミュージオ |
発売日(配信日) | 2020年12月24日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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『Vampyr』…そのタイトルが示す通り、本作は吸血鬼を題材としたアクションRPGだ。しかし、ただのモンスター退治に終わらない。プレイヤーは医師であり、同時に吸血鬼という二つの顔を持つジョナサン・リードとなり、1918年のロンドンを舞台に、己の業と葛藤しながら真実を追い求めることになる。
スペイン風邪が蔓延し、社会不安が渦巻く退廃的なロンドン。そんな時代背景が、吸血鬼という存在をより一層際立たせる。人道的立場から人々を救いたいという医師としての良心と、生きるために血を求める吸血鬼の本能。この相反する二つの欲求が、プレイヤーに重い決断を迫ってくるのだ。あなたは、救世主となるか、それとも捕食者となるか?
物語は、第一次世界大戦から帰還した外科医、ジョナサン・リードが、吸血鬼として目覚めるところから始まる。妹を殺害してしまうという衝撃的な幕開けから、彼は自らを吸血鬼に変えた者の正体、そしてスカールと呼ばれる下級吸血鬼を生み出す奇病の原因を探る旅に出る。
物語の舞台となるのは、ロンドンの様々な地区。それぞれの地区には独自のコミュニティが存在し、主人公の行動が人々の運命を大きく左右する。敵対する吸血鬼ハンターや、謎めいた吸血鬼との出会い。そして、主人公を支える人々との絆。複雑に絡み合う人間関係が、物語に深みを与えている。
本作最大の特徴は、市民を吸血することで主人公を強化できるというシステムだろう。街には64人の市民が存在し、彼らを「抱擁」することで、大量の経験値を獲得できる。しかし、市民を殺害すると、その地区の治安が悪化し、他の市民の体調にも影響が出てしまう。
市民らはそれぞれ人間関係を築いており、誰か一人が死ぬと、他の市民の行動や運命も変化する。例えば、家族を失った者が吸血鬼ハンターになったり、自らも吸血鬼になってしまうこともある。善人もいれば悪人もいる。病に苦しみ、死を望む者もいる。誰を犠牲にするか、誰を救うか…プレイヤーの選択が、物語の結末を大きく左右するのだ。
市民を吸血する際には、彼らの秘密を知るほど、得られる経験値が増加する。催眠術を使って情報を聞き出すことも可能だが、強い意志を持つ相手を操ろうとすると、心を破壊してしまうリスクも。あなたは、どこまで倫理を捨てられるだろうか?
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