『サイバーパンク2077』は、CD PROJEKT REDが開発したオープンワールド型アクションRPGであり、近未来都市「ナイトシティ」を舞台に、傭兵「V(ヴィー)」の成り上がりと生存を描く構造で設計されています。PS4版とPS5版はそれぞれ異なるタイミングで登場しており、初期リリースにおいては技術的課題も含めて大きな話題を呼びました。
PlayStation 4版は、2020年12月10日に日本国内で発売されました。発売当初はグラフィックの不具合や動作の安定性に関する問題が多数報告され、特に旧世代機での最適化不足が指摘されました。これにより、販売停止措置や返金対応が実施されるなど、異例の事態が発生した経緯があります。その後、複数回のアップデートを経て、安定性とパフォーマンスは大幅に改善されました。
PlayStation 5版は、2022年2月15日にデジタル版として登場し、2024年2月15日にはパッケージ版『アルティメットエディション』が発売されました。PS5版では、4K解像度、レイトレーシング、ロード時間の短縮など、次世代機向けの最適化が施されており、より快適なプレイ環境が提供されています。なお、PS4版購入者は無料アップグレードによりPS5版へ移行可能な構成が採用されています。
ゲーム内容は、主人公Vの出自を選択する「ライフパス」システム、サイバーウェアによる身体改造、ハッキングを駆使した戦術的戦闘など、多層的な要素が統合されています。また、拡張パック『仮初めの自由』はPS5版専用であり、PS4版ではプレイ不可となっています。これにより、PS5版は完全版としての位置付けが強化されています。
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