『BDSM:ビッグ・ドランク・サタニック・マサカー』は、2020年6月18日にeastasiasoftより発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch用アクションシューティングゲームであり、人間たちに乗っ取られた地獄を奪還するために暴れ回る痛快で過激な風刺的作品です。プレイヤーは地獄の王サタンの息子「ルー」となり、裏切り者や侵略者である人間たちによってファーストフード店やスラム街へと変貌させられた故郷を取り戻すべく、銃を片手に殴り込みをかけます。
本作は、左スティックで移動し右スティックで照準を合わせて射撃する「ツインスティックシューター」のスタイルが採用されています。画面を埋め尽くすほどの敵の大群に対し、ショットガンやマシンガンといった多彩な重火器をぶっ放して肉片に変えるゴア表現満載のアクションが繰り広げられます。
ユニークなシステムとして、主人公ルーの体力を回復する唯一の手段が「ミルクを飲むこと」に設定されています。敵を倒したりステージ内で見つけたりしたミルクをガブ飲みすることで傷を癒やし、時には副作用による強化効果を得ながら、絶え間なく続く激しい戦闘を生き抜く必要があります。
ストーリーや会話の端々には、現代社会への皮肉やブラックユーモア、そしてセクシーな要素がふんだんに盛り込まれています。不謹慎ギリギリのジョークとド派手なバイオレンスが融合し、悪魔のプリンセスを救うために全てを破壊し尽くす、背徳感あふれるエンターテインメントが体験されます。
本作は、Big Way Gamesによって開発された完全オリジナルのインディーゲームです。特定の原作書籍などは存在しませんが、往年のアーケードシューティングの手触りと、大人向けの過激な風刺やパロディ要素を組み合わせ、独自の世界観を持つアクションゲームとして構築されています。












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