『バイオハザード RE:3』は、1999年に発売された『バイオハザード3 LAST ESCAPE』をフルリメイクしたサバイバルホラーで、2020年にカプコンから登場しました。REエンジンによる高精細なグラフィックと三人称視点の導入により、ジル・バレンタインの脱出劇が新たな恐怖と緊張感を伴って再構築されました。発売時には非対称型オンライン対戦『バイオハザード レジスタンス』も同梱され、シリーズの新たな挑戦として注目を集めました。

プレイヤーは、ラクーンシティの崩壊を目前にした混乱の中で、追跡者ネメシスの執拗な襲撃をかわしながら、街を探索し脱出ルートを確保します。銃器や回避アクションを駆使し、ゾンビや変異クリーチャーと戦う中で、アイテム管理や謎解きが生存の鍵となります。ネメシスは形態変化を繰り返し、戦闘ごとに異なる戦略が求められます。カルロス編では病院を舞台にした別視点の展開が描かれ、物語の奥行きを広げます。

『レジスタンス』では、マスターマインド1人とサバイバー4人が対決する非対称型のオンライン対戦が展開されます。罠やクリーチャーを配置して脱出を阻止するマスターマインドと、協力して脱出を目指すサバイバーの駆け引きが、シリーズとは異なる緊張感を生み出します。スキルカードやスキンのカスタマイズ要素も充実しており、アップデートによって新キャラクターやマップが追加されました。

PlayStation 4ではHDR対応により暗闇の演出が強化され、Xbox Oneでは安定した動作と操作性が魅力です。Steam版ではグラフィック設定の自由度が高く、MODによる拡張も可能です。PlayStation 5やXbox Series X/Sではレイトレーシング対応により光と影の表現が進化し、Nintendo Switchではクラウド版として展開され、Mac/iOS/iPadOSでも2025年に対応が開始されました。