『Death end re;Quest2』、2020年2月13日にコンパイルハートから発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch対応のゴシックホラー・サスペンスRPG。
父親殺しの容疑をかけられた孤独な少女が、唯一の肉親である妹を探して呪われた街「リズ・ショアラ」へと足を踏み入れる、狂気と絶望に満ちた物語を描いた作品となっています。
物語は、女子寮「ワーズワース」での共同生活を中心に、昼と夜の二つの顔を持つサイクルで進行します。昼のアドベンチャーパートでは、寮生たちとの交流や街の探索を行い、夜のアクションパートでは、街が異界へと変貌し、徘徊する異形の怪物「黒い影」との死闘が繰り広げられます。シナリオライターに『コープスパーティー』シリーズの祁答院慎氏を迎え、容赦のない残酷描写や、選択を誤ると即座に悲惨な結末を迎える「デスエンド」が多数用意されており、プレイヤーの精神をじわじわと削っていきます。
戦闘システムは、前作で好評だった「トライアクト」を継承・進化させています。1ターンに3つの行動を自由に組み合わせる戦略性に加え、敵をビリヤードのように吹き飛ばして他の敵や壁にぶつける「ノックバック」攻撃が、圧倒的な爽快感を生み出します。さらに、ダメージが蓄積するとキャラクターが「グリッチスタイル」へと変身し、狂気的な力を解放して敵を殲滅する逆転要素も健在です。
前作のキャラクターたちも登場し、二つの物語が交錯する時、世界に隠された驚愕の真実が明らかになります。美しくもグロテスクな悪夢の中で、少女たちが紡ぐ生存への渇望を体験できる一作です。
本作は、2018年にコンパイルハートから発売されたRPG『Death end re;Quest』の続編です。「ゲームのバグ」をテーマにした前作の世界観を引き継ぎつつ、舞台を架空のヨーロッパ風の街に移し、新たな主人公による独立した物語が描かれます。前作プレイ済みであればより深く楽しめますが、本作単独でも完結する構成となっています。












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