『シスターズロワイヤル 5姉妹に嫌がらせを受けて困っています』は、2020年1月30日にコーラス・ワールドワイドよりパッケージ版が発売されたNintendo SwitchおよびPlayStation 4用縦スクロールシューティングゲームであり、『式神の城』シリーズで知られるアルファ・システムが手掛けた完全新作の弾幕系タイトルです。プレイヤーは魔王の血を引く5人の姉妹の中から1人を選び、世界の危機そっちのけで、一人の男性「ヤシワン」を独占するために他の姉妹たちを蹴落とす壮絶な姉妹喧嘩を繰り広げます。

本作では、敵や敵弾に極限まで近づくことで攻撃力やスコア倍率が上昇する「サイキック」と呼ばれる独自の攻防メカニズムが採用されています。危険を冒して接近戦を挑むほど有利になるリスクとリターンの駆け引きが重視されており、画面を埋め尽くす弾幕の中を縫うように進むスリルと、強力な攻撃で敵を一掃する爽快感が同時に味わえます。

戦闘中やステージの合間には、姉妹同士の辛辣かつコミカルな会話デモがフルボイスで挿入され、物語を賑やかに彩ります。タイトルにもある「嫌がらせ」をテーマにした召喚攻撃や、個々のキャラクター性が反映されたユニークな攻撃方法が用意されており、シューティングゲームとしての硬派な手応えとライトノベルのような軽妙な世界観が融合した内容が提供されています。

初心者から上級者まで楽しめるよう難易度調整が施されているほか、隠された条件を満たすことで出現する「マニアックオプション」などのやり込み要素も充実しています。往年の名作シューティングの遺伝子を継承しつつ、現代風のキャラクターとポップな演出で再構築された、熱く激しいバトル体験が提供されます。

本作は、『式神の城』シリーズなどを手掛けた老舗デベロッパー、アルファ・システムによる完全オリジナルのシューティングゲームです。特定の原作書籍などは存在しませんが、同社が得意とする「キャラクター性の強い弾幕シューティング」という系譜を継承し、独特の接近戦システムやコメディタッチの物語を加えて構築されたタイトルとして展開されています。

シスターズロワイヤル