『The Sinking City ~シンキング シティ~』は、1920年代の米国を舞台にしたオープンワールドの探偵アドベンチャーゲームです。2019年10月31日に株式会社オーイズミ・アミュージオからPlayStation 4用ソフトとして発売されました。超自然的な洪水によって一部が水没した都市「オークモント」が舞台であり、私立探偵のチャールズ・リードを操作して、自らを襲う幻覚の原因と街に隠された謎を調査します。

街の各所は水に浸かっており、徒歩だけでなくボートを使って移動を行います。現場検証や聞き込みで集めた証拠は「思考の宮殿」と呼ばれる画面でパズルのように組み合わせ、事件の結論を自ら導き出します。調査中には異形の怪物との戦闘も発生しますが、恐ろしい光景を目にし続けると正気度が低下して視界が歪むため、自身の精神状態を管理しながら行動する必要があります。

都市の住人には独自の派閥や風習があり、会話での受け答えや事件の解決方法によって、その後の展開が変化します。弾薬が通貨の役割を兼ねているため、無闇な戦闘は物資の枯渇を招く要因です。地図上に目的地が自動で示されることはなく、住所や通りの名前から場所を自力で特定して辿り着くという、プレイヤーの判断に委ねられた調査手順が繰り返されます。

本作は作家H.P.ラヴクラフトが提唱した「クトゥルフ神話」の世界観を基盤にしています。1920年代のアメリカにおける禁酒法や人種差別といった歴史的背景と、架空の宇宙的恐怖が融合した設定です。登場する神話生物や特有の用語、退廃的な都市の雰囲気は、これらの文学作品の知識があると背景をより正確に捉えることができます。

図解 クトゥルフ神話 (F-Files No.001)

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