名称 | 39 Days to Mars |
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ジャンル | パズルアドベンチャー |
発売元 | It’s Anecdotal Limited |
発売日(配信日) | 2019年10月31日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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「39 Days to Mars」…そのタイトルが示すのは、火星への39日間の航海。ヴィクトリア朝時代の探検家、アルバート・ウィックス卿とクラレンス・バクスター卿となり、HMS Fearful号で宇宙へと旅立つ。しかし、事はそう単純ではない。石炭はすぐに底をつき、ネコは航海図をめちゃくちゃにし、お茶は冷めてしまう。まるでドタバタ喜劇のような状況が、このゲームの真骨頂なのだ。
一見コミカルな外見とは裏腹に、緻密に練られたパズルがプレイヤーを待ち受けている。協力プレイを前提とした設計は、ソロプレイでも存分に楽しめるように調整されている点も魅力だ。果たして、彼らは無事に火星へと辿り着けるのか?
このゲームのユニークさは、その協力プレイのあり方にある。2人のプレイヤーは、船内で発生する様々なトラブルに対処するため、文字通り手を取り合って解決策を探さなければならない。蒸気機関の故障、食料の調達、ネコの世話…一見するとバラバラなタスクが、見事にゲームプレイへと統合されているのだ。
片方のプレイヤーが特定の操作をしている間、もう片方のプレイヤーは別のタスクに集中する必要がある。コミュニケーション能力と連携が、火星への旅を成功させる鍵となるだろう。もちろん、ソロプレイでも十分に楽しめるように、AIが相棒となってサポートしてくれる。ただし、AIの挙動は…良い意味で期待を裏切ってくれるかもしれない。
舞台は19世紀のヴィクトリア朝。スチームパンクな世界観が、ゲーム全体を彩っている。HMS Fearful号の内部は、細部まで作り込まれており、まるでジュール・ヴェルヌの小説から飛び出してきたかのようだ。レトロな雰囲気と未来的なテクノロジーが融合した、独特の雰囲気を味わえるだろう。
登場人物も魅力的だ。ウィックス卿とバクスター卿は、どこか抜けているけれど憎めない。彼らのコミカルなやり取りは、シリアスな状況を忘れさせてくれる清涼剤となる。果たして、彼らは火星で何を発見するのだろうか?そして、無事に地球へと帰還できるのだろうか?その結末は、あなたの手で確かめてほしい。
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