名称 | Etherborn |
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ジャンル | 3Dアクションパズル |
発売元 | ALTERED MATTER GAMES |
発売日(配信日) | 2019年10月03日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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『Etherborn』…それは重力という概念を捻じ曲げ、プレイヤーの常識を揺さぶる異色のパズルアクションだ。あなたは「声のない存在」として、どこからともなく聞こえる「体のない声」に導かれ、摩訶不思議な世界を彷徨うことになる。一見すると美しい幾何学的な構造物。しかし、その表面こそがあなたの足場となる。壁を歩き、天井を伝い、重力の方向を自在に変えながら、この世界の謎を解き明かしていく。固定概念を捨て、新たな視点でものを見る。そんな体験を、あなたは覚えているだろうか?
本作最大の特徴は、やはりその重力操作にあるだろう。面と面が滑らかに繋がった場所を移動すると、重力の方向がその面に沿って変化する。つまり、壁を歩いていると思ったら、いつの間にか天井を歩いている、なんてことも。この重力変化を巧みに利用し、ステージに散りばめられた「光のオーブ」を集めていく。
しかし、オーブを集めるだけでは道は開けない。集めたオーブを特定の場所に配置することで、地形そのものが変化するのだ。新たな道が出現したり、今まで行けなかった場所へアクセスできたり。パズルゲームとしての奥深さは、この地形変化によってもたらされる。まるで錯視を利用したアート作品のようなステージ構成は、プレイヤーの空間認識能力を試す、挑戦的な仕掛けとなっているのだ。
物語は、主人公である「声のない存在」と、その行く先を導く「体のない声」の対話を中心に展開される。この世界に存在する意味とは?自分は何者なのか?その答えを求めて、あなたは重力パズルを解き続ける。抽象的なビジュアルと、謎めいたストーリーが絡み合い、独特の雰囲気を醸し出す。言葉で多くを語らず、プレイヤーに想像の余地を与える。そんな奥ゆかしさも、本作の魅力の一つと言えるだろう。まるで夢の中を彷徨っているかのような、不思議な没入感を味わえるはずだ。
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