1993年にファミリーコンピュータ向けに発売された『バブルボブル2』は、O. L. M.が開発し、タイトーからリリースされたアクションゲームです。本作は、『レインボーアイランド エキストラ』の真のエンディングから100年後の世界を舞台に、前作『バブルボブル』の主人公バブルン(バビー)の子孫であるカビーとルビーが、さらわれたガールフレンドのジュディをスカル3兄弟から救い出す冒険を描いています。バブルドラゴンの姿となった二人が、様々なステージを攻略していきます。
ゲームシステムは、シリーズの原点である『バブルボブル』を踏襲。方向キーと2つのボタン(ジャンプ、泡吐き)を使い、カビーとルビーを操作します。今作では残機とライフ制が併用されており、ライフが尽きるとミスとなります。2人プレイは同時協力型ではなく、1ミスごとにプレイヤーが交代する形式です。敵に直接泡を何度もぶつけて倒すといった新しい攻撃方法や、上下または左右に動く床や壁といったギミックも登場し、戦略性が増しています。Bボタンを溜め押しすることで泡を体内に貯めて浮遊でき、ボタンを離すと大量の泡を吐き出す溜め攻撃も可能です。
全80ラウンドで構成され、10ラウンドごとに中間ボス、20ラウンドごとに大ボスが出現します。大ボスには特殊な泡でダメージを与える必要があり、攻略の鍵となります。コンティニューは5回まで可能です。敵や敵の攻撃、永久パターン防止キャラクターに触れるとミスになる点は、従来作と同様です。また、本作では複数のミニゲームがボーナスゲームとして追加され、ゲームをより一層盛り上げます。
一方、ゲームボーイ版として発売された『バブルボブルジュニア』は、『バブルボブル2』の移植版でありながら、ストーリーとステージ構成が大きく異なります。伝説の「ばぶるどらごん」の血を引く戦士ロビーが、復活した大魔王「ぐれーとすかる」に捕らわれた村の人々を救出するため、「ばぶるんJr.」となって冒険に出るという物語です。操作方法はファミリーコンピュータ版から継承されていますが、Bボタンで浮く際の演出が、貯めた泡で自身を包んで浮上する表現に変更されています。
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