1988年にコナミからファミリーコンピュータ ディスクシステム用として発売された『バイオミラクル ぼくってウパ』は、横スクロールアクションゲームです。プレイヤーは、ルアクーヨ王国の王子である赤ん坊のウパとなり、国を救う冒険に挑みます。

物語は、ウパが魔獣ザイーが封じ込められた壷を誤って割ってしまうところから始まります。復活したザイーは、国中の大人たちから夢を奪い、さらに赤ん坊をさらうという暴挙に出ます。妖精からガラ=スウォード(ガラガラ)を授けられたウパは、このガラガラを武器にザイーを倒し、さらわれた赤ん坊たちを救出するため、冒険へと旅立ちます。

ウパの冒険の鍵となるのは、ガラガラを使った独特なアクションです。敵をガラガラで叩くと、敵は風船のように膨らみます。この膨らんだ敵を利用して、通常では到達できない高い場所へ移動したり、他の敵にぶつけて攻撃したりすることが可能です。このユニークなシステムが、ゲームに戦略性と楽しさを加えています。

ゲームは全部で7つのワールドで構成されており、各ワールドはさらに3つのエリアに分かれています。様々な仕掛けや敵が待ち受ける各エリアを攻略し、ザイーの待つ最終地点を目指します。

ディスクシステム衰退後の1993年2月26日には、ロムカセット版も発売されました。ロムカセット版では、難易度を下げたイージーモードが追加され、より多くのプレイヤーが楽しめるようになりました。