『そるだむ 開花宣言』は、2017年3月3日にシティコネクションよりNintendo Switchのローンチタイトルとして発売されたリバーシアクションパズルゲーム。本作は、4つ1組で落下してくるカラフルな木の実「ソルダム」を積み上げ、リバーシのルールで色を挟んで変化させながら消していく、独自の思考性が求められる作品です。1992年にジャレコから発売されたアーケードゲーム『ソルダム』のリメイク作であり、現代的なグラフィックと遊びやすい機能を備えて復活しました。

ゲームの基本ルールは、横一列に同じ色の実を揃えて消去するというシンプルなものですが、最大の特徴は「挟んで色を変える」というリバーシの要素にあります。落下させた実でフィールド上の実を挟むと、その間の実がすべて自分の色に変化するため、計算通りに配置すれば盤面を一気に塗り替えることが可能です。この連鎖とは異なる「全体変色」の爽快感が、他の落ち物パズルにはない独特の戦略性を生み出しています。

本作には、エンドレスにプレイしながら「プラミー」と呼ばれるキャラクターを育成・進化させる「そるだむモード」をはじめ、初心者向けの練習用「らくだむモード」、詰め将棋のように決められた手順でクリアを目指す「つめだむモード」、そして2人で腕を競う「たいけつモード」が収録されています。また、プレイをサポートする「ガイド機能」や、次に落ちてくる実を確認できる「ネクスト表示」などが実装されており、原作よりも快適かつ奥深いパズル体験が楽しめるよう調整されています。

原作となる『ソルダム』は、1992年にジャレコよりアーケード用ビデオゲームとして稼働を開始したアクションパズルゲームです。同社の『妖精物語ロッド・ランド』の世界観を一部継承しており、妖精たちが木の実を使ってパズルを行うという設定でした。本作『そるだむ 開花宣言』は、このアーケード版および後に発売されたゲームボーイ版をベースにしつつ、ストーリーモードの削除や育成要素の追加など、大幅なアレンジと現代化が施されたリメイク作品となっています。

ソルダム ゲームボーイ