『The Ninja Warriors Once Again』は、1987年のアーケード版『ザ・ニンジャウォーリアーズ』を原点とし、1994年のスーパーファミコン版『AGAIN』をベースに、2019年7月25日にNintendo SwitchおよびPlayStation 4向けに発売されたセルフリメイク作品です。開発はナツメアタリのTENGO PROJECTが担当し、2023年7月25日にはSteam版も登場しました。原作の3画面演出や名曲「DADDY MULK」の復活に加え、新キャラクター「ヤシャ」「ライデン」の追加や2人協力プレイの実装など、シリーズの集大成として再構築されています。
『The Ninja Warriors Once Again』は、独裁者バングラーの支配する国家を舞台に、革命軍が送り込んだ5体のアンドロイドが政府軍を粉砕する横スクロール型のニンジャ体術アクションです。プレイヤーはクノイチ、ニンジャ、カマイタチ、ヤシャ、ライデンの中から1体を選び、それぞれ異なる性能と必殺技を駆使して敵を倒します。画面奥行きのない2D構成ながら、滑らかなドットアニメーションと多彩な投げ技、連続技が戦闘に深みを与えます。
戦闘では、時間経過で溜まるバッテリーゲージを消費してチャージアタックや画面全体攻撃のボンバーを発動します。その過程で、敵の攻撃によってゲージがリセットされる緊張感が生まれ、立ち回りの工夫が求められます。加えて、各キャラクターには独自の掴み技やフィニッシュ技が用意されており、敵のガードを突破する戦術が展開されます。ライデンは巨大ボスを持ち上げる唯一のキャラであり、変形によって射撃特化のモードに切り替えることも可能です。
探索では、ステージごとに異なる地形や敵配置がプレイヤーの進行を阻みますが、投擲アイテムや背景オブジェクトを活用することで戦況を有利に運べます。その過程で、敵の種類や攻撃パターンに応じた立ち回りが求められ、ステージクリアまでのタイムがオンラインランキングに記録されます。物語は、アンドロイドたちの戦いを通じて革命軍の真意やバングラー政権の闇に迫る展開となり、エンディングでは衝撃的な結末が描かれます。
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