『オーバーライド 巨大メカ大乱闘』は、ブラジルのスタジオBalanceが開発し、Modus Gamesと3gooが共同で展開した3Dアクションゲームです。プレイヤーは巨大メカのパイロットとなり、世界各地の都市を舞台にしたアリーナで、最大4人による対戦や協力プレイを楽しむことができます。特撮やロボットアニメへの強いリスペクトが随所に込められており、作品全体に独自の熱量が宿っています。
本作の最大の特徴は、1体のメカを複数人で操作する「CO-OPモード」の存在です。最大4人がそれぞれ腕・脚・頭部・移動を分担して操縦するという設計は、パシフィック・リムやコンバトラーVのような合体ロボの操縦体験を再現する試みとして導入されました。操作の難しさと連携の面白さが共存するこのモードは、パーティーゲーム的な盛り上がりを誘発する構造が際立ちます。
登場するメカは、ウォッチボットやメタゲコン、クリスタルなど、個性豊かなデザインが揃っています。それぞれに固有のスペシャルアタックと必殺技が設定されており、例えばロッカの「ロケットパンチ」やメタゲコンの「一刀両断」など、演出面でも特撮的なこだわりが見られます。必殺技はライフが一定以下になると発動可能となり、カットシーンを挟んで大ダメージを与える構成が採用されています。これにより、戦闘の緊張感と爽快感が両立される仕組みが確立されています。
アーケードモードでは、虫型の敵「ゼノタイプ」との戦いを通じてストーリーが展開されます。プレイヤーはメカバトルリーグの選手としてスカウトされ、世界中に現れるゼノタイプの撃退任務に挑むことになります。ミッションを通じてMODやスキンを獲得し、メカの性能や外観をカスタマイズすることが可能です。ストーリーは特撮的な演出とロボットアニメ的な展開を融合させた構成となっており、ジャンルファンにとっては見逃せない内容が展開されます。
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