『デビルメイクライ5』は、カプコンが2019年に発売したスタイリッシュアクションゲームで、シリーズ本編としては11年ぶりのナンバリングタイトルです。物語は『デビルメイクライ4』から数年後の世界を舞台に、ネロ・ダンテ・Vの3人の主人公が魔界樹クリフォトの脅威に立ち向かう姿を描いています。グラフィックには「REエンジン」が採用され、実在の俳優をスキャンしたフェイスモデルによるフォトリアルな表現が特徴です。

ゲームシステムは、ネロの義手型兵装「デビルブレイカー」、ダンテの「スタイルチェンジ」、Vの使役獣による間接戦闘など、キャラクターごとに異なる操作性が設計されています。オンライン要素として「シェアードシングルプレイ」が導入され、他プレイヤーの行動がリアルタイムで反映される演出も存在します。また、スタイリッシュランクに応じてBGMが変化するなど、演出面でもシリーズの魅力が強化されています。

2020年には次世代機向けの『デビルメイクライ5 スペシャルエディション』が登場し、バージルのプレイアブル化、レイトレーシング対応、最大120fpsのハイフレームレートモード、敵大量出現の「レジェンダリーダークナイトモード」などが追加されました。売上は2025年3月時点で910万本を突破し、シリーズ最高の販売記録を更新しています。