フォーゴットン・アンのカバーアート

ゲーム概要

忘れられたモノたちが暮らす世界「フォゴットンランド」。どこか懐かしい、けれども少し歪んだその世界で、秩序を守る執行官アンの物語は幕を開ける。プレイヤーはアンとなり、反乱の兆しを見せるフォゴットリングたちと、故郷への帰還を夢見る者たちの間で揺れ動きながら、世界の真実を探求していくことになる。まるでアニメを見ているかのような美しいグラフィック、そしてコペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団による重厚なBGMは、プレイヤーを深く物語へと引き込む。忘れられた存在たちの葛藤と希望を描いた、心揺さぶるアドベンチャー。あなたは、この世界で何を見つけるだろうか。

引き込まれるストーリー

物語の舞台は、忘れられたモノたちが暮らす「フォゴットンランド」。ここでは、かつて誰かに使われ、忘れ去られたおもちゃや道具たちが、意思を持ち、人間のような生活を送っている。主人公アンは、そんなフォゴットリングたちの世界で、秩序を守る執行官として育てられた少女。彼女の育ての親であり、フォゴットンランドの支配者でもあるボンクは、現実世界への帰還を可能にする装置「イーサゲート」の完成を目指している。しかし、その計画に反対するフォゴットリングたちの反乱が勃発し、アンは事件の真相を追うことになる。フォゴットリングたちの抱える悲しみや希望、そしてフォゴットンランドの成り立ちが明らかになるにつれ、アンは自身の存在意義と世界の行く末について深く考え始める。あなたは、アンと共にどのような結末を迎えるのだろうか。

特徴的なシステム

本作の大きな特徴は、アンが持つ手袋状の装置「アルカ」を使ったアニマの操作だ。アニマとは、フォゴットンランドにおける電気のようなエネルギーであり、アルカを使うことで、アニマを抜き取ったり、注入したりすることができる。

  • アニマビジョン:アルカを起動すると、暗視カメラ映像のような「アニマビジョン」に切り替わり、アニマの存在を目視できるようになる。
  • アニマの操作:フォゴットリングからアニマを抜き取ることも可能だが、それは彼らの命を奪う行為に繋がる。アニマを抜き取るか否か、プレイヤーは重い決断を迫られる。
  • ウィング:アニマを消費して、羽根状の装置「ウィング」によるジャンプアクションが可能になる。

これらのアクションを駆使し、様々なパズルを解きながら物語を進めていく。また、ゲーム中には数々の選択肢が登場し、その選択によって物語の展開が変化していく。ライフやゲームオーバーの概念がない代わりに、プレイヤーの選択が物語の結末を大きく左右する。やり込み要素も満載で、クリア後には新たなモードが追加され、収集アイテムの閲覧や、物語の分岐点からの再プレイが可能になる。異なる選択をすることで、新たな展開が待ち受けているかもしれない。