名称 | ひぐらしのなく頃に奉 |
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ジャンル | サウンドノベル |
発売元 | エンターグラム |
発売日(配信日) | 2019年01月24日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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「ひぐらしのなく頃に奉」は、閉鎖的な村を舞台にした連続怪死事件を描く、連作形式のミステリー作品。サウンドノベルという形式ながら、選択肢による物語の分岐は存在しない。しかし、読み進めるうちに読者は否応なく、事件の真相、そして登場人物たちの内面に深く引き込まれていく。どこか懐かしい萌え絵調のキャラクターと、惨劇が織りなす独特のギャップは、当時、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。日常と狂気が隣り合わせにある世界観は、今なお色褪せない魅力を放っている。あなたは、この謎を解き明かせるか?
物語の舞台は、人口2000人に満たない雛見沢村。一見平和な村だが、毎年夏祭り「綿流し」の日には、必ず一人が死に、一人が失踪するという不可解な事件が繰り返されていた。主人公の圭一は、そんな村に引っ越してくる。持ち前の明るさで友人たちと楽しい日々を送る圭一。しかし、次第に村の暗部が顔を出し始め、彼は事件に巻き込まれていく。同じ時間軸を繰り返す中で、少しずつ変化していく物語。その小さな差異の中に、事件の真相を解き明かすヒントが隠されている。まるでパズルのピースを拾い集めるように、読者は物語の核心に迫っていくことになるだろう。
本作はサウンドノベルという形式を採用しており、物語は基本的にテキストと背景、キャラクターの立ち絵、そして音楽によって進行する。特筆すべきは、物語の合間に挿入される「TIPS」と呼ばれる追加情報だ。これは、登場人物の主観的な語りだけでは見えてこない、事件の背景や真相を補完する役割を果たす。まるでドキュメンタリーを見ているかのような、客観的な視点を提供することで、物語に深みを与えている。この手法は、映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に影響を受けたとされている。物語を読み進めるだけでなく、積極的に情報を収集することで、より深く作品世界を理解することができるだろう。
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