『竜星のヴァルニール』、2018年10月11日にコンパイルハートから発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch対応の生きるために竜を喰らうロールプレイングゲーム。巨大な竜骨がそそり立つ世界「ヴァーネリア」を舞台に、魔女狩りの騎士から魔女の守護者へと転じた少年と、呪われた宿命を背負う魔女たちが織りなす、ダークで退廃的なファンタジー作品となっています。
物語の主人公・ゼフィは、森で竜に襲われ瀕死の重傷を負いますが、その命を救ったのは彼が狩るべき対象である「魔女」たちでした。竜の血を飲まされたことで魔力に目覚めた彼は、魔女と共に「竜」や「奉皇庁」、そして「魔女狩り部隊」との過酷な戦いに身を投じます。本作の特徴的なシステムとして、フィールドが上層・中層・下層の3層に分かれた「浮遊バトル」が挙げられます。空中で巨大な竜と対峙し、層を移動しながら弱点を突いたり、敵の攻撃を回避したりする立体的で戦略的な戦闘が楽しめます。
また、魔女が敵である竜を喰らうことでスキルを奪い取る「捕食」システムや、拠点で待つ幼い妹魔女たちに竜の肉や血を与える「妹育成」システムも本作の大きな魅力です。しかし、妹たちに餌を与えすぎると、彼女たちの胎内の竜が成長し、腹を食い破って「竜」として孵化してしまいます。竜化した妹を倒せば強力なスキルが手に入りますが、それは愛する家族を自らの手で殺めることを意味します。
力を求めて妹を犠牲にするか、それとも狂気に抗いながら共存の道を探すか。プレイヤーの倫理観と決断が試される、美しくも残酷な物語が展開されます。
本作は、コンパイルハートが展開する「ガラパゴスRPG」ブランドの第5弾として制作された完全オリジナル作品です。「魔女と竜」をテーマに、つなこ氏、まなみつ氏、ナナメダケイ氏といった同社の主力イラストレーターがキャラクターデザインを担当し、日本ファルコムの『軌跡』シリーズに登場する竜がゲスト出演する「ドラゴン協力」も行われました。












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