名称 | Dead Cells |
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ジャンル | ローグライト |
発売元 | Motion Twin |
発売日(配信日) | 2018年08月09日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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「Dead Cells」は、一言で表すなら「ローグライト」と「メトロイドヴァニア」が見事に融合した、アクションプラットフォーマーだ。想像してみてほしい。広大で、常に変化し続ける城を舞台に、手強い敵が待ち受ける2Dアクション。しかも、ソウルライクな手応えのある戦闘が展開される。一度死んだら、全てを失う。チェックポイントなんて甘いものは存在しない。だが、恐れることはない。死ぬたびに学び、強くなり、再び立ち向かえばいい。このサイクルこそが、本作の最大の魅力なのだから。一筋縄ではいかない難易度、しかし、それを乗り越えた時の達成感は格別。何度でも挑戦したくなる、中毒性のあるゲーム体験がそこにはある。
「Dead Cells」の最大の特徴は、ローグライト要素とメトロイドヴァニア要素の組み合わせが生み出す、予測不能なゲーム展開にあるだろう。マップはプレイするたびに構造が変化し、敵の配置やアイテムもランダムに生成される。つまり、毎回新鮮な気持ちで冒険に挑めるのだ。ただ、単にランダムなだけでなく、プレイヤーの行動や選択によって、マップの構造や出現するアイテムが変化していく点も面白い。例えば、特定のルートを通ると、強力な武器やアビリティが手に入る代わりに、より強力な敵が出現するといった具合だ。これにより、プレイヤーは常に戦略を練り、最適なプレイスタイルを見つけ出す必要がある。この奥深さが、ゲームを何倍にも面白くしていると言えるだろう。
物語の舞台は、奇病に侵された島。プレイヤーは、不死の力を持つ謎めいた存在となり、崩壊した文明の謎を解き明かす冒険に身を投じる。主人公は記憶を失っているため、最初は何も分からない。しかし、ゲームを進めていくうちに、少しずつ世界の真実が明らかになっていく。道中では、個性豊かなキャラクターたちと出会い、彼らとの交流を通して、物語はより深く、複雑になっていく。最初は無機質に見えた世界が、次第に血の通った人間ドラマへと変貌していくのだ。ただし、多くは語られない。断片的な情報から、プレイヤー自身が物語を解釈し、想像力を働かせる余地が残されている。この曖昧さこそが、本作の独特な世界観を形作っていると言えるだろう。
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