『吾妻邸くわいだん』は、2018年6月15日にメディアスケープよりPlayStation 4版が、後にレイニーフロッグよりNintendo Switch版が発売された3Dアクション・アドベンチャーゲームであり、日本のインディーデベロッパー求道庵が手掛けた昭和初期を舞台とする和風ホラー作品です。プレイヤーは方相氏(ほうそうし)の見習いである主人公・四方堂遙となり、人里離れた山奥の邸宅「吾妻邸」に巣食う異形の怪物「妖鬼(Yoki)」を祓いながら、屋敷に秘められた因縁と謎を解き明かします。

本作の最大の特徴は、古典的な「ポイント・アンド・クリックアドベンチャー」と、緊張感あふれる「3Dアクション」が融合した独自のゲームシステムです。屋敷内の探索ではカーソルを使って怪しい箇所を調べ、仕掛けを解くパズル要素が中心となりますが、敵と遭遇すると即座にシビアなアクションバトルへと移行し、瞬時の判断力が試されます。

アクションパートは「死にゲー」とも評される高い難易度を誇り、間合いの管理やジャストガードを駆使した攻防が求められます。体力回復手段が限られているため、一戦一戦が命懸けの戦いとなり、レトロなポリゴンで描かれたおどろおどろしい雰囲気と相まって、プレイヤーに絶えず緊張感を強いる設計となっています。

昭和の怪奇映画のような演出や、和太鼓を用いたBGMが独特の世界観を構築しています。妖鬼との死闘を乗り越え、複雑に入り組んだカラクリ屋敷の奥底へ進むにつれて、吾妻家に隠された悲劇的な真実が明らかになっていくドラマチックな物語が体験されます。

本作は、日本のインディーデベロッパー求道庵(Gudouan)によって開発された完全オリジナルのゲーム作品です。90年代後半から2000年代初頭のサバイバルホラーゲームへの敬意を込めつつ、昭和レトロな世界観と硬派なアクション、そしてクリックアドベンチャーの要素を融合させて再構成されたタイトルとして展開されています。

吾妻邸くわいだん