【PS4】カルマルカ*サークル

ゲーム概要

もし、過去・現在・未来のあらゆる情報が記録されたライブラリにアクセスできるとしたら？ そんな魅力的なアイデアを核に据えた作品、それが「カルマルカ*サークル」だ。物語は、特殊な能力に悩む主人公が、個性豊かな少女たちと出会い、協力しながら問題解決を目指す中で、恋を育んでいく様子を描く。一見すると恋愛アドベンチャーゲームの王道を踏襲しているように見えるかもしれない。しかし、本作には、過去の傷を抱え、前に進めない少女たちの背中を押すという、普遍的なテーマが込められている。明るい作風でありながらも、心の奥底に響くような感動を与えてくれるだろう。

独特の世界観

本作を語る上で欠かせないのが、「カルマルカ」と「魔可」というキーワードだ。「カルマルカ」とは、過去から未来までの情報が記録された巨大なライブラリ。そして「魔可」とは、登場人物たちが抱える制御不能な特殊能力を指す。その能力は、嫉妬、怠惰、色欲、憤怒、暴食、強欲、傲慢という、人間の持つ原罪をモチーフにしているのが面白い。舞台となるのは、島に建つ学園・星海学園。魔可の持ち主たちが集まる「星渡り同好会」は、カルマルカに接続することで魔可を消し去ろうと奔走する。果たして、彼らは過去の呪縛から解放され、新たな未来を掴むことができるのだろうか？

引き込まれるストーリー

主人公・御影 海人は、制御できない怪力を持つ「憤怒」の魔可に悩まされていた。そんな彼が、魔可を消すために星渡り同好会に入会することから物語は始まる。そこで出会うのは、それぞれ異なる魔可と過去を持つ5人のヒロインたち。転校生の奈月は「嫉妬」の魔可に苦しみ、美少女の晴は「暴食」の魔可と向き合う。生徒会長の暦は「怠惰」の魔可に悩まされ、留学生のニコルは「色欲」の魔可を抱える。そして、生徒会副会長の夕姫羽は「強欲」の魔可に翻弄される。海人は彼女たちとカルマルカへの接続を目指す中で、それぞれの過去と向き合い、絆を深めていく。果たして、海人は自身の魔可を克服し、彼女たちと共に未来を切り開くことができるのだろうか？ 各ヒロインごとに異なる展開が用意されているため、何度も繰り返しプレイすることで、物語の全貌を解き明かすことができるだろう。

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