『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』は、2016年にスパイク・チュンソフトから発売された「極限脱出」シリーズの完結編で、記憶消去と選択によるデスゲームを描く群像劇型の脱出アドベンチャーです。
本作は2016年6月30日にニンテンドー3DS/PlayStation Vita/PC(Steam)向けに発売され、2017年8月17日にはPlayStation 4版が登場、さらに2022年にはXbox One/PC(Microsoft Store)版も配信されました。ジャンルは「極限脱出アドベンチャー」で、シリーズ第3作にして完結編となります。プレイヤーは9人の登場人物が3チームに分かれて脱出を目指す物語を、断片的な90分単位の記憶を追体験しながら進めていきます。
物語の舞台は2028年12月31日、ネバダ砂漠の地下施設「Dcom」。登場人物たちは謎の仮面の人物「ゼロ」によって監禁され、生命の選択を迫られる「Decisionゲーム」に巻き込まれます。プレイヤーは「Questパート」で脱出ゲームを、「Decisionパート」で選択による分岐を、「Cinemaパート」でムービーを視聴しながら、時系列の異なる断片を「グローバル・フローチャート」で整理していきます。
前作までのノベル形式から一転し、本作ではフル3Dモデルによるムービー主体の演出が採用され、より映像的な没入感が強化されています。選択によって物語が大きく分岐し、複数のエンディングが用意されているほか、シリーズ過去作との繋がりも随所に描かれており、ファンにとっては集大成的な内容となっています。













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