『GOD WARS 〜時をこえて〜』は、2017年6月22日に角川ゲームスより発売されたPlayStation 4およびPlayStation Vita用タクティクスRPGであり、古代日本の神話やおとぎ話をモチーフに独自の世界観を構築した和風ファンタジー作品です。プレイヤーは、富士国の王女でありながら生贄となる運命を背負った少女カグヤとなり、幼馴染の少年キンタロウや相棒のクマと共に、行方不明となった母ツクヨミの真意を知るために日本列島を巡る旅に出ます。
本作の舞台は、富士、出雲、日向という3つの国が争う「瑞穂国（みずほのくに）」です。カグヤやキンタロウだけでなく、ウラシマ、モモタロウ、オオクニヌシといった誰もが知る英雄や神々がキャラクターとして登場し、それぞれの正義や思惑が交錯する「もうひとつの日本神話」が描かれます。
戦闘システムは、高低差のあるクォータービューのマップで展開される王道のターン制タクティクスバトルが採用されています。30種類以上のジョブ（職業）と400を超えるスキル、そして多彩な装備品を組み合わせることで、キャラクターを自由に育成・カスタマイズし、戦略性の高い攻略を楽しむことが可能です。
キャラクターデザインに『ラブプラス』の箕星太朗氏、モンスターデザインに『エルシャダイ』の竹安佐和記氏を起用するなど、豪華クリエイター陣が参加しています。大和絵のようなタッチで描かれる美しいビジュアルと、和楽器を取り入れた壮大なBGMが融合し、古代日本の神秘的で儚い雰囲気が鮮やかに表現されています。
本作は、角川ゲームスによって企画・開発された完全オリジナルのシミュレーションRPGです。『古事記』や『日本書紀』といった日本の神話伝承や、昔話として親しまれるおとぎ話をベースにしつつ、それらを融合させて新たな解釈で物語と世界観を再構成したタイトルとして展開されています。なお、後に追加要素を加えた決定版『GOD WARS 日本神話大戦』も発売されています。
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