『ブルー リフレクション 幻に舞う少女の剣』は、2017年3月30日にコーエーテクモゲームス(ガストブランド)から発売されたPlayStation 4/PlayStation Vita/PC向けのヒロイックRPGで、ブルーリフレクションシリーズの第1作です。

本作では、足の怪我によりバレエを断念した少女・白井日菜子が主人公となり、星ノ宮女子高校での学園生活を通じて心の傷を抱える仲間たちと向き合いながら、異世界で“原種”と呼ばれる存在と戦う物語が描かれます。日菜子は「リフレクター」と呼ばれる魔法少女に変身し、仲間の感情を力に変えて戦う構造が採用されており、戦闘では「フラグメント」や「エーテル」などを駆使した戦略的なコマンドバトルが展開されます。

ゲームは「日常パート」と「異世界パート」に分かれており、学園生活では仲間との絆イベントや天候変化、リラックス行動などが発生し、異世界では記憶の結晶を巡る探索と戦闘が進行します。登場キャラクターは15人以上で、岸田メルによる透明感あるキャラクターデザインが作品世界を彩ります。シナリオは『キノの旅』の時雨沢恵一が担当し、少女たちの等身大の葛藤と成長が丁寧に描かれています。

本作は後にシリーズ化され、アニメ『ブルーリフレクション RAY/澪』、スマートフォン/PC向けゲーム『SUN/燦』、コンシューマー向け続編『TIE/帝』などが展開されました。シリーズ全体は同一世界観を共有しており、一部キャラクターは作品を跨いで登場します。