『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』は、2017年3月23日にスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation 4およびXbox One用アクションRPGであり、サイバーパンクな世界観で高い評価を得た『デウスエクス』シリーズの正統続編です。プレイヤーは前作に引き続き、身体を機械化した対テロ組織の諜報員アダム・ジェンセンとなり、機械化された人々が危険視され隔離される「メカニカル・アパルトヘイト」の時代を生き抜きます。
本作では、FPS(一人称視点シューティング)、ステルスアクション、そしてRPGの要素が高度に融合したゲームプレイが提供されています。任務の解決方法は一つではなく、銃火器で正面から突破する、隠密行動で誰にも見つからずに潜入する、あるいはハッキングや会話による交渉で無血解決を目指すなど、プレイヤーの判断に委ねられた自由なアプローチが可能となっています。
主人公の身体に埋め込まれた「オーグメンテーション(人体拡張技術)」を強化することで、壁を透視したり、高所から無傷で着地したり、手首からブレードを出して攻撃したりと、超人的な能力を発揮することができます。どの能力を伸ばすかによってプレイスタイルが大きく変化し、自分だけの最強のエージェントを育成する楽しみが味わえます。
物語の中では、世界規模の陰謀に立ち向かう過程で多くの決断を迫られます。プレイヤーが選んだ行動や発言は、周囲のキャラクターの反応だけでなく、後のストーリーやエンディングにも影響を及ぼし、分断された人類の未来を左右する重厚な体験が描かれます。
本作は、2011年に発売された『デウスエクス ヒューマン・レボリューション』の直接の続編として制作されたシリーズ作品です。前作で描かれた「オーグ・インシデント(暴走事故)」から2年後の世界を舞台に、差別と抑圧が蔓延する社会情勢や進化したガジェットを描き、シリーズ特有の自由度の高い攻略性をさらに深化させたタイトルとして再構成されています。











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