名称 | biohazard 4 |
---|---|
ジャンル | アクション |
発売元 | カプコン |
発売日(配信日) | 2016年08月31日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
まだ評価がありません。コメントを追加して評価を行ってください!
荒廃した村を舞台に、主人公が狂気に満ちた状況下で生き残りを賭ける。それまでのシリーズから大胆な変革を遂げ、固定カメラ視点から三人称視点へと移行したことによる臨場感は、当時のゲーマーたちに強烈なインパクトを与えた。背後からの視点は、否が応でも敵の接近を意識させ、緊張感を高める。探索、戦闘、謎解きといった要素が複雑に絡み合い、プレイヤーを飽きさせない。恐怖とアクションが融合した、まさに新時代の幕開けを告げる作品だったと言えるだろう。
本作最大の特徴は、やはりその操作性にあるだろう。三人称視点への変更は、単なる見え方の変化に留まらず、ゲームプレイそのものを刷新した。敵を精密に狙い撃つ快感、背後からの脅威に常に警戒する緊張感。今までのシリーズとは一線を画す、新たな恐怖体験を提供したのだ。また、Wii版ではWiiリモコンの特性を活かした操作方法が導入され、直感的なエイミングが可能になった。さらに、緊急時にナイフを素早く繰り出す「クイックナイフ」コマンドの追加は、よりスピーディで戦略的な戦闘を可能にした。
Wii版独自の要素として、モーションセンサーを活用したクイックタイムイベントも見逃せない。ボタン連打だけでなく、Wiiリモコンを振ることで危機を脱出するという、体感的な操作が没入感を高めている。まるで本当に主人公になりきって、窮地を脱しているかのような感覚を味わえるのだ。 オリジナル版のゲームキューブ版と比較して遜色のないグラフィックを実現しており、Wiiの性能を最大限に引き出している点も評価できる。一部、PS2版の低解像度なグラフィックが混在している箇所があるものの、全体的なクオリティは非常に高い。
グラフィック面では、背景のディテールや敵キャラクターの質感など、当時の水準を大きく上回る表現が実現されている。光と影のコントラストを強調することで、不気味な雰囲気を効果的に演出。サウンド面でも、効果音やBGMが恐怖感を煽り、プレイヤーを物語の世界へと引き込む。特に、敵のうめき声や足音は、ヘッドホンでプレイすることでその臨場感を最大限に味わえるだろう。
まだコメントはありません。コメントを追加してみましょう!
コメントを追加