Life Goes On: Done to Deathのカバーアート

ゲーム概要

死がパズルを解く鍵となる、異色のパズルプラットフォーマー「Life Goes On: Done to Death」。一見シリアスなタイトルとは裏腹に、そのゲームプレイはブラックユーモアに満ち溢れている。プレイヤーは命を顧みない騎士となり、文字通り「死んで」道を開拓していく。騎士たちの屍こそが、本作における唯一の攻略手段なのだ。想像できるだろうか? 自分の死体を足場に、新たな高みを目指すという、この斬新な発想を。

目的は「命の聖杯」を探し出すこと。しかし、その道のりは決して平坦ではない。むしろ、幾多の犠牲の上に築かれると言っても過言ではないだろう。このゲームは、あなたの倫理観、いや、ゲームに対する固定観念を揺さぶるはずだ。死を恐れず、むしろ積極的に利用する。そんなプレイスタイルが求められるのだから。

斬新なゲームシステム

「死ぬことが攻略」というコンセプトは、本作を唯一無二の存在にしている。単なるミスやゲームオーバーではなく、意図的にキャラクターを死なせることで、初めてパズルが動き出す。死体を足場にしたり、重しにしたり、時には炎を防ぐ盾にしたり…その活用方法は多岐にわたる。

  • 死体は物理演算の影響を受けるため、配置やタイミングが重要になる。
  • 特定の場所で死ぬことで、新たなルートが開かれることもある。
  • 騎士たちはそれぞれ異なる能力を持っているわけではない。つまり、誰が死んでも結果は同じなのだ。無情にも聞こえるが、それこそが本作の面白さでもある。

一見グロテスクにも思える表現も、コミカルな演出によって中和され、むしろゲームを彩る要素となっている。シビアな難易度と、それを打ち破る達成感。そして、背徳感にも似た奇妙な感覚。これら全てが渾然一体となり、プレイヤーを独特なゲーム体験へと誘うのだ。