名称 | クリプト・オブ・ネクロダンサー |
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ジャンル | ローグライク・リズムゲーム |
発売元 | スパイク・チュンソフト |
発売日(配信日) | 2016年01月20日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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ローグライクとリズムゲーム、この二つのジャンルがまさか融合するなんて、誰が想像しただろうか?『クリプト・オブ・ネクロダンサー』は、そんな驚きと革新性をもって登場した。見下ろし視点のダンジョンを舞台に、プレイヤーはBGMのリズムに合わせてキャラクターを操作。敵もまた、リズムに乗って襲いかかってくるのだ。一見すると奇抜な組み合わせだが、実際にプレイしてみると、その中毒性にたちまち心を奪われるはず。慎重な戦略と反射神経、そして何より音楽へのノリが、ダンジョン攻略の鍵となる。一度リズムを掴めば、あなたはもうネクロダンサーの世界から抜け出せない。
本作の最大の特徴は、何と言っても「リズム」に合わせたゲームプレイだ。画面下部に表示されるビートバーを見ながら、BGMに合わせて移動、攻撃、アイテム使用などのアクションを行う。正確なタイミングで操作すると、コインボーナスが上昇し、ショップでの買い物が有利になるという仕組みも面白い。しかし、リズムに乗るだけでは生き残れないのがローグライクの宿命。敵の配置や特性を把握し、最適な行動を選択する必要がある。リズム感と戦略性、この二つが絶妙に絡み合い、他に類を見ないゲーム体験を生み出している。まるで音楽を奏でるようにダンジョンを攻略していく感覚は、一度味わうと忘れられない。
主人公ケイデンスは、行方不明になった父を探すため、モンスターが巣食うダンジョンに足を踏み入れる。物語は、ケイデンス一家の因縁を中心に展開していく。母メロディ、祖母アリア、そして父ドリアン。彼らを待ち受ける運命とは? ダンジョンをクリアするごとにストーリームービーが再生され、物語の核心に迫っていく。一見コミカルなドット絵のキャラクターたちが織りなす、シリアスでドラマチックな展開に、思わず引き込まれてしまうだろう。ローグライクゲームでありながら、ストーリーにも力を入れている点が、本作の魅力の一つだ。
ドット絵で描かれたキャラクターやダンジョンは、どこか懐かしい雰囲気を漂わせる。しかし、単なるレトロゲームのリバイバルではない。現代的なエフェクトやアニメーションが、ゲームをより鮮やかに彩っている。そして、本作を語る上で欠かせないのが、Danny Baranowskyによるサウンドトラックだ。ゲームの進行に合わせてスピードやリズムが変化する楽曲は、プレイヤーのテンションを最高潮に高めてくれる。さらに、様々なアーティストによるアレンジバージョンや、『グルーヴコースター』とのコラボ楽曲など、バラエティ豊かな音楽がゲームを盛り上げる。視覚と聴覚の両面から、プレイヤーをネクロダンサーの世界へと誘う。
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