『よるのないくに』は、2015年10月1日にコーエーテクモゲームスより発売されたアクションRPGで、対応機種はPlayStation 4、PlayStation 3、PlayStation Vitaです。開発はガスト長野開発部が担当し、ジャンルは「美少女従魔RPG」と銘打たれています。2017年にはSteam版も配信され、PC環境でもプレイ可能となりました。
プレイヤーは、青い血を浴びたことで吸血能力を得た少女「アーナス」を操作し、人間の活動が制限された“夜の世界”ルースワール島を舞台に、邪妖と呼ばれる存在と戦います。戦闘では、使い魔「従魔(セルヴァン)」を召喚・指示して共闘するシステムが採用されており、従魔は育成によって容姿や性能が変化します。アーナス自身も剣・双剣・魔銃など5種の武器を切り替えながら戦い、フォームチェンジによって一時的に能力を強化することが可能です。
物語は、夜の君との戦いの余波で汚染された世界を舞台に、アーナスと聖女リュリーティスの関係性を中心に展開されます。同性愛的な設定や破滅的な世界観が特徴で、昼と夜の時間制限による行動管理や、ホテルを拠点とした依頼受注・育成要素も盛り込まれています。続編『よるのないくに2 〜新月の花嫁〜』は2017年8月31日に発売され、キャラクターやシステムが刷新されました。
プロデューサーは『零』シリーズの菊地啓介氏が務め、ガストの完全新規IPとして12年ぶりに立ち上げられたタイトルです。19世紀ヨーロッパ風の破滅的世界観と、女性同士の絆を描く物語構成が特徴です。













コメントを追加