ダイイングライトのカバーアート

ゲーム概要

ゾンビが蔓延る終末都市で、生き残りを賭けたサバイバル。しかし、本作を単なるゾンビゲーと侮るなかれ。最大の特徴は、そのスタイリッシュかつ自由度の高いパルクールアクションだ。壁を駆け上がり、屋根から屋根へと飛び移り、ゾンビの群れを華麗に回避する。この爽快感は、一度体験したら忘れられない。感染爆発後のハランを舞台に、プレイヤーはエージェントとして潜入。しかし、任務遂行の裏で、生存者たちの苦悩、そして街を覆う陰謀が徐々に明らかになっていく。昼夜で様相が激変する街を、己のスキルと戦略で生き抜け!緊張感と興奮が交錯する、新感覚のオープンワールド体験がそこにある。

斬新なゲームシステム

本作のゲームシステムは、単なるゾンビサバイバルに留まらない、様々な工夫が凝らされている。特に注目すべきは、昼夜のサイクルによるゲームプレイの変化だろう。昼間は動きの鈍いゾンビが徘徊する程度だが、夜になると凶暴な感染者が現れ、生存は一気に困難になる。このリスクとリターンのバランスが絶妙だ。

  • 昼:物資の調達、クエストの遂行
  • 夜:経験値稼ぎのチャンス、ただし危険度も格段にアップ

さらに、成長システムも奥深い。パルクールアクションを駆使すれば「スピード」レベルが、ゾンビとの戦闘を繰り返せば「パワー」レベルが上昇。プレイスタイルに合わせてキャラクターを育成できる。そして、忘れてはならないのがクラフト要素。拾った素材を組み合わせ、武器を強化したり、新たなアイテムを作り出すことができる。ありあわせの物資で窮地を脱する、サバイバル感満載のシステムだ。

独特の世界観

物語の舞台となるハランは、中東の湾岸都市という設定もユニークだ。どこかエキゾチックな街並みが、ゾンビによって荒廃していく様は、他のゾンビゲームでは味わえない独特の雰囲気を醸し出している。生存者たちは、タワーと呼ばれる拠点で身を寄せ合い、わずかな物資を分け合いながら生き延びている。しかし、そこにも派閥争いや人間関係の軋轢があり、一筋縄ではいかない。プレイヤーは、そんな彼らと関わりながら、街の真相に迫っていくことになる。誰を信じ、何をすべきか? プレイヤーの選択が、物語の結末を左右する。