『MLB 15 THE SHOW』は、2015年4月9日にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)から日本国内向けに配信されたダウンロード専用の野球ゲームです。対応機種はPlayStation 4、PlayStation 3、PlayStation Vitaで、いずれも英語版として提供されました。開発はSCEサンディエゴスタジオが担当し、メジャーリーグベースボール(MLB)公式ライセンスを取得。実在する全30球団、実名選手、公式球場が登場します。シリーズは本作で10周年を迎え、グラフィックやゲームモード、演出面が大幅に進化しました。
本作では、実在メーカーのバット、グラブ、バッティンググローブなどの用具やブランドが初めてゲーム内に登場し、選手の能力強化やチーム運営に反映されます。GMとして球団経営を行う「Franchise」モードは刷新され、ドラフトやトレード、契約交渉などを通じて長期的なチーム作りが可能です。選手としてメジャー昇格を目指す「Road to the Show」、カード収集とチーム編成を楽しむ「Diamond Dynasty」など、多彩なモードを収録。さらに、MLB Players Alumni Associationの協力により、各球団ごとに1名ずつ、合計30名のレジェンド選手が使用可能になりました。
新機能として、前年作『MLB 14 THE SHOW』からのセーブデータを引き継げる「Year-to-Year Save」、打球方向をコントロールできる「Directional Hitting Interface」、MLB公式のリプレイ検証ルールを再現した「Instant Replay Challenge System」などを搭載。AIや物理演算も改良され、守備や走塁の挙動、打球の飛び方がよりリアルになっています。昼夜のライティングや選手の表情、ダグアウトでのアニメーションなど、演出面も強化され、実際のMLB中継さながらの臨場感を味わえます。
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