スチームワールド ディグのカバーアート

ゲーム概要

スチームパンクと西部劇。相反するような要素が絶妙に融合した世界観。それが「スチームワールド ディグ」だ。プレイヤーは、亡き叔父から鉱山を相続したスチームロボット「ラスティ」となり、さびれた炭鉱の町タンブルトンを復興させるため、地下深くへと掘り進む。しかし、ただ鉱石を集めるだけの単純な作業ではない。そこには、想像もつかない秘密が隠されているのだ。果たして、ラスティは町の未来を切り開けるのか?そして、この世界の真実とは一体……? 2Dアクションゲームとして、その探索と成長の楽しさを存分に味わえる、中毒性の高い作品だ。

斬新なゲームシステム

本作の最大の特徴は、何と言ってもその自由度の高い採掘システムだろう。ツルハシを手に、地面を掘り進み、資源を収集。集めた資源で装備をアップグレードし、さらに深く、より危険な場所へと挑んでいく。このサイクルがたまらない。しかし、掘り進むほどに、地上への帰還は困難になる。限られた資源とバッテリーを管理し、いかに効率よく探索するかが重要となるのだ。また、鉱山内には「ステーション」と呼ばれる施設が存在し、新たな能力を獲得できる。蒸気機関を利用したこれらの能力は、探索の幅を大きく広げるだけでなく、戦略性にも深みを与えている。単なるアクションゲームに留まらない、奥深いゲームプレイが魅力だ。

引き込まれるストーリー

炭鉱の町タンブルトン。一見平和に見えるこの町にも、過去の傷跡が深く刻まれている。ラスティは鉱山を掘り進める中で、次第にその過去と、そして世界の真実へと近づいていく。物語は、スチームパンクの世界観を彩る個性的なキャラクターたちによってさらに深みを増す。両替屋のドロシーや、アップグレードショップの店主クランキーなど、魅力的なキャラクターたちが、ラスティの冒険をサポートしてくれる。彼らとの出会いを通して、物語は予想外の展開を見せるだろう。そして、続編ではなんと、ドロシーが主人公として登場。行方不明になったラスティを捜索する旅に出るという。これはもう、プレイするしかないだろう。