『Psychobreak(サイコブレイク)』は、2014年にTango Gameworksが開発し、ベセスダ・ソフトワークスより発売された三上真司ディレクションによるサバイバルホラーゲームで、海外では『The Evil Within』のタイトルで展開されました。プレイヤーは刑事セバスチャン・カステヤノスとなり、ビーコン精神病院で発生した大量殺人事件の調査中に、現実と悪夢が交錯する異常空間へと引きずり込まれていきます。そこでは、常識を超えた怪物や歪んだ空間、そして謎のフード姿の男“ルヴィク”が待ち受けており、セバスチャンは生き延びるために限られた資源と知恵を駆使して戦うことになります。
本作は『バイオハザード』の原点回帰とも言えるクラシックな恐怖演出と、現代的なアクション性を融合させた構成が特徴で、三上氏のホラー哲学が色濃く反映されています。15のチャプターで構成されたストーリーは、精神世界と現実が入り混じる不安定な空間“STEM”を舞台に展開され、プレイヤーは探索・戦闘・ステルス・トラップ活用など多彩な手段で恐怖を乗り越えていきます。敵はゾンビのような“ホーンテッド”や、火に弱い多腕の怪物“ラウラ”、何度でも蘇る“キーパー”など、強烈なビジュアルと戦術性を持つ存在ばかりで、戦闘には常に緊張感が伴います。
また、ゲーム内では“グリーンジェル”を使って能力を強化する成長要素や、収集アイテムによって明かされるバックストーリーなど、やり込み要素も豊富です。日本版はCERO D(17歳以上対象)ですが、DLC「ゴアモード」を導入することでCERO Z(18歳以上対象)相当の表現に切り替えることが可能です。さらに、追加エピソードとして『The Assignment』『The Consequence』『The Executioner』の3本のDLCが配信されており、キッドマンやキーパー視点での物語が描かれます。
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