Article 2025/4/23
【PS3/PS4】NAtURAL DOCtRINE
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『NAtURAL DOCtRINE』は、角川ゲームスが2014年4月3日に発売したゲームソフトで、PS4版は数量限定でVita版のプロダクトコードが封入された「おもちだしパック」が同時に販売された。2022年5月より、Dragami Gamesが本作の権利を引き継いでいる。本作は角川ゲームスが2013年に設立した社内開発スタジオ「KADOKAWA GAME STUDIO」の初作であり、ファンタジー世界観を基盤とした完全新規IPのシミュレーションRPGである。PS4版は同社のハードウェア参入を象徴する第1弾タイトルとして位置付けられている。プロデュースおよび原作を担当したのは、『艦隊これくしょん -艦これ-』なども手がけた田中謙介で、ディレクションは飯淳が務めた。
ゲームの概要は、人類が危険な物質プルトンのエネルギーに惹かれ、ゴブリンから略奪を繰り返すことで文明を発展させたが、周辺の種族との争いを生んだ世界を描いている。主人公の青年イフは、城塞都市騎士団入りを夢見る人物で、坑道開拓旅団の護衛士として生計を立てている。ある日、彼の運命を大きく左右する出来事が起こる。
システム面では、魔法の使用に必要なレアメタルプルトンをめぐる闘いが中心となる。プレイヤーは三人称の俯瞰視点でゲームを進め、ズーム機能を活用できる。プルトンはステージ内の宝箱から他のアイテムと一緒に入っているため、ゲーム全体で入手可能な量は限られている。計画的な運用が求められ、射撃や一部の魔法では同士討ちの概念が存在する。味方を倒すとゲームオーバーとなるが、味方が射撃を受ける前に応射する場合、同士討ちは発生しない。
オンラインモードでは、カード型のユニットを組み合わせたデッキでミッションに挑むことができる。このデッキにはシングルモードの敵種族であるグリオンやリザードマンも組み込まれる。Playstation Vita専用のアドホックモードでは、友人と対戦できるが、戦績の保存はできず、練習試合としての位置づけとなる。
キャラクターには、主人公のイフ(声:井上剛)がおり、近接格闘を主とするが銃にも関心を持つ。彼のパートナーであるヴァシリー(声:佐倉綾音)や、坑道開拓旅団代表のアンカ(声:村井理沙子)、師匠のジークリンデ(声:川原慶久)など、多様な人物が登場する。メル(声:日高里菜)は見た目はかわいらしいが、ゴーレム使役や銃撃戦に長けている。ネブラ(声:山下誠一郎)は賢者を夢見る魔法使いで、プルトンを使った魔術を扱うため注意が必要なキャラクター。タチアナ(声:洲崎綾)はボーイッシュな戦争孤児で、人間をあまり好きではないがオークと親しい。インゴベルト(声:東地宏樹)は城塞都市の元老院議員で、他種族を見下す。ゴモリー(声:井口裕香)は謎めいた妖女で、人間のような姿をしているがプロフィールは不明。
敵キャラクターには、牛の頭と人間の身体を持つミノタウロスや、竜の墓場に生息するワイバーン・ブルー(雷撃を吐く)、灼熱の地に生息するワイバーン・ブルー(火炎を吐く)、髭を生やした古竜など、多様な怪物が登場する。
スタッフには、エグゼクティブプロデューサーの安田善巳、プロデューサー・原作の田中謙介、キャラクターデザインの碇谷敦(ufotable)、ディレクターの飯淳、音楽の朝倉紀行が関わっている。本作は、角川ゲームスの歴史に残る作品として、ファンタジーとシミュレーション要素を融合させた独自の世界観を展開している。