名称 | Doki-Doki Universe |
---|---|
ジャンル | アドベンチャー |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
発売日(配信日) | 2014年02月22日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
まだ評価がありません。コメントを追加して評価を行ってください!
「Doki-Doki Universe」… ふと目に留まるそのタイトルは、いったいどんな宇宙への誘いだろうか? 一言で表すなら、それは「人間らしさ」を探求する、ちょっと変わったインタラクティブな冒険譚だ。プレイヤーは、個性的な惑星や小惑星を旅し、奇妙な住人たちと出会い、彼らについて学ぶ。その過程で、自分自身についても深く知るかもしれない。
しかし、これは単なるお使いゲームではない。感情を読み解き、共感を通じて理解を深める、奥深い体験なのだ。当時のゲーム業界において、これほどまでにプレイヤーの内面に訴えかける作品は珍しかったのではないだろうか。従来のゲームの枠を超え、インタラクティブな「心の旅」を提供した点において、本作は異彩を放っていた。
このゲーム最大の特徴は、その世界観にあると言えるだろう。舞台となるのは、テーマ性豊かな惑星群。それぞれの星には、想像力を掻き立てられるような奇妙な住人たちが暮らしている。彼らの悩みを聞き、プレゼントを贈ったり、時には一緒に遊んだりすることで、心の距離を縮めていく。
住人たちの外見も性格も実にバラエティ豊か。一見すると理解不能な言動も、背景にあるストーリーを知ることで、深く共感できることもある。この世界に足を踏み入れた瞬間から、プレイヤーは「人間らしさ」とは何か、という問いに向き合うことになるだろう。
従来のゲームの「クリア」という概念に縛られない、自由度の高いゲームシステムも魅力の一つだ。プレイヤーは、定められた目標を達成するのではなく、様々な惑星を探索し、住人たちとの交流を通じて物語を進めていく。プレゼントを贈るという行為ひとつとっても、相手の性格や好みを考慮する必要がある。
単純作業になりがちな収集要素も、このゲームでは住人とのコミュニケーションを深めるための重要な手段となる。攻略サイトを片手に効率的にアイテムを集める、といったプレイスタイルとは無縁。自分の直感や感情を頼りに、心の赴くままにプレイするのが、このゲームの正しい楽しみ方と言えるだろう。
まだコメントはありません。コメントを追加してみましょう!
コメントを追加