Article 2025/4/23
【PS4】KNACK
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『KNACK』(ナック)は、SCEジャパンスタジオが開発したPlayStation 4専用のアクションゲームで、北米では2013年11月15日に、日本では2014年2月22日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売された。PlayStation 4のローンチタイトルとして注目され、制作チームは「誰でもカンタンに遊べるアクションゲーム」をコンセプトに開発を進めている。総監督を務めたマーク・サーニーは、操作がシンプルでノスタルジックな雰囲気を楽しむことができるゲームであると説明している。シニアプロデューサーの渡辺祐介は、PS4という新しいハードウェアを活用して、幅広い層に楽しんでもらえる作品を目指したと語っている。
ゲームの基本的な形式は、ステージクリア型の古典的アクションゲームである。主人公のナックは、レリックと呼ばれる物質の集合体で構成されており、ステージ内にあるレリックを自分のパーツとして取り込むことで巨大化する。巨大化するとパワーアップし、強い敵を倒せるようになるが、機動力や回避能力が低下するデメリットもある。このシステムは、プレイヤーが戦略を組みながら敵と対峙する楽しさを提供する要素として機能している。
物語の舞台は、地球に似た惑星で、その惑星の人類はレリックをエネルギー源として現代的な文明生活を営んでいた。しかし、原始的な生活を営んでいたはずのゴブリンが突然現代兵器で武装し、人類を襲い始めた。これを防ぐため、人類は調査チームを結成する。チームの一員である天才科学者Dr.バーガスは、自身の研究から生まれたナックをチームに加え、養子のルーカスとともにゴブリンの近代化の原因を探る。この物語は、レリックの存在と人類の未来を巡る物語として展開される。
登場人物には、ナックをはじめとしてDr.バーガス、ルーカス、ライダー、ビクター、カトリーナ、シャルロット、ガーディアン、モーガックなどがあり、それぞれが物語に重要な役割を果たしている。ナックは70cmほどの小人のように見えるが、レリックを多く取り込むことで最大10mに成長する。巨大化したときのみ声を発するという特徴がある。Dr.バーガスはナックの生みの親で、レリックに意思を持たせる技術を開発した人物。ルーカスはバーガスの養子で、彼のセリフからはまだ成年に至っていない可能性がある。ライダーはルーカスの叔父で冒険家として活躍しており、女性の扱いには不慣れな点がある。ビクターはレリック発掘装置を製造する企業の経営者で、ナック一行に反対する姿勢を示している。カトリーナはビクターの秘書で、ナックを軽くあしらうほどの身体能力を持つ。シャルロットはバーガスの最愛の女性で、20年前に事故で生死不明となった。ガーディアンはレリックを守る存在で、モーガックはゴブリン一族の長として登場する。
制作には2011年冬から開始され、内製チーム全体で120人のスタッフが関わった。背景、キャラクター、モーション、ムービーなどは外注で制作され、約400人月(ムービーを除く)の期間を要した。制作過程では、小さな子供でも遊べるように設計が重視され、LRボタンを使わない操作やメカ・ナックによる協力プレイが導入されている。
日本では、PlayStation 4発売時に数量限定の初回版本体セット「PlayStation 4 First Limited Pack」が販売され、無料のダウンロードコードが付属していた。