『SEVERED-セヴァード-』は、極彩色の悪夢のような異世界を舞台に、隻腕の女戦士が家族を求めて戦うダンジョン探索型アクションRPG。日本ではまず2016年10月06日にフライハイワークスからPlayStation Vita(ダウンロード専用)で発売されました。その後、2016年12月28日にはニンテンドー3DSとWii Uで、2019年07月25日にはNintendo Switchでも配信されています。物語の主人公・サーシャは、突如として家を襲った災厄により片腕を失い、家族とも離れ離れになってしまいます。鏡の中のような不思議な世界で目覚めた彼女は、生きる剣を唯一の武器として、グロテスクながらも美しい怪物たちが巣食うダンジョンの深淵へと足を踏み入れます。

ゲームプレイは、一人称視点でダンジョンを探索し、敵と遭遇するとタッチスクリーンを用いた戦闘へと移行するシステムです。プレイヤーは画面をスワイプすることで剣を振るい、敵のガードの隙間を突いて攻撃を叩き込みます。最大の特徴は、タイトルにもなっている「切断(Sever)」システムです。敵に一定のダメージを与えて「フォーカスゲージ」を最大まで溜めると、とどめの一撃として敵の手足や翼といった部位を切断するチャンスが訪れます。制限時間内に正確にスワイプして切断した部位は、サーシャの能力を強化するための素材となり、攻撃力アップや魔法の習得といったスキルツリーの解放に使用されます。

本作の独自性は、開発元のDrinkBox Studiosが得意とするメキシコのアートスタイルを取り入れた独特のビジュアルと、残酷な行為をシステムの中核に据えたゲームデザインの融合にあります。鮮やかな色彩で描かれる世界は美しくも不気味で、敵を切り刻むという暴力的なアクションが、生き残るための切実な手段として描かれています。タッチ操作ならではの直感的な一体感と、複数の敵を同時に相手にする際のパズル的な戦略性が同居しており、プレイヤー自身の指先がそのまま主人公の剣となる没入感を味わえる作品です。

開発元のDrinkBox Studiosは、メキシコの覆面レスラーを主人公にしたアクション『Guacamelee!(覆面闘士)』で世界的に評価されたカナダのスタジオです。本作のアートワークにも通じる、メキシコの「死者の日」をモチーフにしたカラフルで少し不気味な死生観に興味を持った方は、ピクサー映画『リメンバー・ミー』などを鑑賞することで、その独特の色彩感覚や精神性をより深く理解することができます。

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