『お宝ディフェンダー ~ファラオの秘宝~』は、古代エジプトの遺跡を舞台に、目覚めたファラオが盗賊たちを撃退するタワーディフェンスゲームです。2016年12月28日にニンテンドー3DS向けダウンロード専用ソフトとして登場し、スターサインがRatalaika Gamesのライセンスのもとで日本展開を行いました。配信は2019年12月に終了しましたが、300円という価格ながら全40ステージ+高難易度40ステージのボリュームで、軽快なテンポと陽気な演出が話題を呼びました。
プレイヤーはファラオとして、ピラミッドに侵入する盗賊たちをトラップで迎え撃ちます。落とし穴、火炎放射、サソリ召喚など多彩な罠を画面タッチで発動し、敵の進行を阻止します。トラップは敵を倒すことでアンロックされ、使用後は一定時間のクールダウンが必要です。敵の歩行速度や耐性を見極め、連続撃破による爽快感を狙う戦略が求められます。
ステージ構造は固定されており、トラップの配置と発動タイミングが攻略の鍵となります。盗賊が宝物に3回到達すると敗北となり、クリア時の評価によって高難易度ステージが解禁されます。敵の種類も豊富で、足の速い盗賊やトラップ無効の強敵などが登場し、プレイヤーの判断力が試されます。出血表現のON/OFF切り替えも可能で、好みに応じたプレイができます。
ニンテンドー3DS専用として設計された本作は、2画面を活かした広いステージ構成が特徴です。上画面には地上の風景が表示され、UFOが飛ぶなどユニークな演出が施されています。下画面ではトラップの操作が直感的に行え、テンポの良いゲーム展開を支えます。陽気なBGMや顔文字による敵の煽りなど、殺伐とした内容に反して明るい雰囲気が漂う一作です。
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